旅を終えた老人は、化け物はまだ旅をしていると信じている。
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156
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少年は翼を隠していた。自分と似た者と出会うまでは。
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少年は翼を羽ばたかせる。広がった未来に思いをはせて。
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少年は七夕に願う。その願いは届くだろうか。
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短冊の願いはきっと届く。遮るものさえなかったら。
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なんどでも波打つ海岸で、旅する化け物は行商人から投資される。
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我々の星の満月には模様がない。だが我々は模様のある満月のことを知ってる
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かつては化け物の姿をしていた友人を見かけた。今は人間の姿をしていた。
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想定外な言葉は風となり、光を遮るカーテンを揺らす。
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暗闇で照らされる、明るくない光。男は明るい光を求めていた。
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化け物は待ちわびていた。この世界を旅する日を。蝶のサナギの如く。
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青年は窓の外を見て、自分の夢に興味を持った者を見つけた。
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化け物の持つバックパックの中に、思いを込められた人形が入れられた。
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下水道で暮らす化け物が地上を出た。彼が見たのは、夢すら躊躇う惨状だった
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コインランドリーの中、老人は少年を見かけた。化け物は透明な虫を見かけた。
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老人は走る。様子がおかしい少女を追いかけて。
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しずくは踊る。見えない虫に乗せられて。
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神社の前で三人は願い事をした。その必要性がなかったのは一人だけだった。
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少女は呆然とする。変わり果てた母親の前で。
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悲しむ少女は立ち去った。化け物を殺す女性は引き金を引く。
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道を走る赤い車に向かって、化け物の少女はヒッチハイクを試みる。
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化け物の少女は全てを、老人は価値を、車はなにが見たいのだろうか。
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化け物の少女はバラに触れる。トゲのない純粋な心で。
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トゲは時に視界から外れる。元々トゲがないこともあるが。
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懐かしさはいい。その時が当たり前だったころの良さを知ることができる。
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引き金は、化け物の肉を料理できる。彼女はサイコロステーキに見える。
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化け物を恐れない女の子は、森の中を駆け抜けていく。
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化け物の姿を持つ蝶は、花に止まる。花は蝶に蜜の代わりに名前を与えた。
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新郎新婦は互いの腹に入刀する。ひとつとなり、ともに旅立つために。
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ハトが羽ばたいた時、目の前にいた化け物の少女は味わった。
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姿を隠してまで、化け物の少女は旅をする。 目的もなく、ただ味わうだけのために。
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変異体ハンターは氷を回す。無理に自分を演じて。
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快適は、時にお節介となる。
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あなたの怒りの沸点は何度ですか? 自虐を含めたフレーズを、ポソリと呟く。
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ある共通点から、ふたりは友と再会した。
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無口なハサミは感化される、初対面の客人の話に。
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フォークは鋭く、肉に入り込む。
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14
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化け物の唯一の醍醐味、それは、化け物でしか味わえないものだ。
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あの子は許してくれる。だから……ごめんね。
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化けの皮は、剥がれるまで覆い続ける。私の正体も、私の後悔も。
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線香花火と命、それが結びつくのは無意識的なものだろうか。
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脳が変われば、自分ではなくなるのだろうか。脳が自分自身なのか。
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腕が6本もあるぬいぐるみ店の店主、4本の腕を隠して金魚を逃がす。
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こぼれる砂が水に、砂漠が海に見えなくもない。
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どこまでも広がる砂漠の中で、化け物はオアシスが見えるようになった。
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彼はその手を離さなかった。自分を満たしてくれる者のために。
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ここは変異体の巣。人間から追われる変異体が、隠れ潜む場所。
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満たしてくれるものを失った者は、新たに満たすものを探し求める。
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ビニールを被って、水族館の水槽を歩こう。
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本は、きっかけがあって読み始める。物語も、きっかけがあって始まる。
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そのページをめくった時、読者は本の形をした化け物に吸い込まれる(物理)
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記憶という本に、失敗が書かれる。それもまた、本の一文である。
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舞う紅葉に隠されて、子供達は川の水で踊る。
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川の岸辺でその焼き芋を口にした時、妻は夫の料理を思い浮かべる。
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釣り人はエサをまいた。それに気づかない者は、すぐに食いついた。
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釣り人は捕った獲物を見せびらかす。その反応を、味わうように。
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ガムを買うにも、計算が出来ないと買えない。計算が出来ても、実践ができていないと始まらない。
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充実というガムは、捨て時に困る。味がないからだ。
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その扉に触れてはいけないのなら、別の場所から入ればいいじゃない。
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取材を行うその喉を絞めるマフラー。それが緩めれば、本心が溢れ出てしまう
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人から恐れられる変異体は、自らをハロウィーンの怪物に例え、夢を見せる。
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なつかしさで突入する光は、無関係なものを照らすことなど思わない。
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学びは選ばない。学ぶ場所も、学ぶ者も。
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化け物と関わりを持ちたい少年は、実現可能な道を見つけ、追いかけ始めた。
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化け物に対する扱いに疑問を持つ少年は、カップ麺の汁を残さずいただく。
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化け物と関わりを持った少年は、脇見も振らず道を歩み始めた。
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秘湯はすぐ近くにある。疲れを運び去っていくような湯は、すぐ近くに。
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疲れが取れれば、その体は健康体そのもの。疲れを気にしないから、見つけられなかったものも見つかる。
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増えすぎた夢の羊たちは、夢の終わりとともにすべて消えるのか?
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季節の変わり目に気づくのは、個人差がある。コートを着続ける彼もそうだ。
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運び屋の少年は、化け物を運ぶ。のちに苦楽をともにする、仲間である。
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雨の中でも、少年は運び続ける。そして、運ぶ者が増えた。
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運び屋の少年のバイク、そのリアバッグに詰まっているのは、3人の化け物。
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かまくらは大きな口を開けて待っている。雪を堪能する者を口にするために。
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かまくらに包まれた化け物を、彼女は出そうとはしない。出すことを諦めているからだ。
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人には、習慣というものがある。行事をどう過ごすかも、そのひとつだ。
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ある人に送られた贈り物は今、送り主の息子によって、再び届けられる。
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序章 1年の始まりはなんだっていい。なにに始まりを感じるのかは、人によるから。
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第1話 化け物運び屋の仲間は、実家を思い出す。
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第2話 変異体ハンターは初詣の道を駆け上がる。
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第3話 商人の我輩、墓地を横切る。
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5
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第4話 化け物人形店の店主、初詣の場所を探す。
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第5話 化け物バックパッカー、おみくじを引く。
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オオカミは人を追いかける。自らの住処に入ってきた侵入者を排除するために。
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記憶が無い化け物は父親と名乗る男に戸惑う。何かを認めないその顔に対して。
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8
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よいこのみんなは、缶を投げて捨てないように。通りかかった彼女のように、危機を与えてしまうから。
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9
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ゴミ箱に入れられないように、ゴミはただ息をひそめて周りの景色と同化する
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その目はずっと君を見ている。心に誓い道の先を見続けた君を、見守っている
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時間がない時ほど、踏み込んでしまう。怪しい場所というものは。
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PV
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それを手に取った時、化け物の少女は確信した。こっそり捨てるべきだと。
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砂漠にキノコ畑を目指して、臆病なライターは行く。本人が嫌がっても行く。
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美しい風景よりも間違いが印象に残ることもある。課程は価値に無関係だが。
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行事になると、店はその行事に纏わるイベントを開催する。それも行事の醍醐味か。
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バレンタインは、1年でもっともチョコを渡せずに持ち続けることが多い日だ
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9
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伴奏は音だけとは限らない。その場で感じられる五感すべてが、体験の伴奏だ
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彼女だってあったのだ。子供らしいかわいさで、お内裏様を飾る時期が。
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桜が生え、散る。それを何度も繰り返してようやく、お内裏様は表われる。
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バックパックを背負った老人はふと思い出す。仲間にも打ち上げていない過去を。
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女の子は涙をつける。旅の果てに見つけた、安心して寄りかかれるボールに。
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変異体と呼ばれる化け物は女の子に期待する。たとえ、期待に沿わないこともあるとわかっていながら。
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ずっと屋根を見ていても息がつまる。時にはうまい空気を吸いたい。
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8
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桜の入学式と、紅葉の入学式。一度は経験してみないと、感じ方は再現できず
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6
PV
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対策は必要だ。どんな対策が必要なのかを知るには、経験が必要だ。
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6
PV
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花は存続するために花粉を飛ばす。悪気はないのに、人に害を与えてしまうが。
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大量の団子を少年はどこかに消した。その詳しい理由は少年も知らない。
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PV
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花より団子。誰もが知るこのことわざを別の意味で使われると、混乱する。
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9
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窓の外に見えているものが全てではない。しかし、次の目的地の参考にはなる
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小屋の中で、臆病な記者は犬小屋を見る。
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虹の橋で待っていた変異体は叫ぶ。再開を喜べずに、ただ心の底から泣き叫ぶ
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強くなれと願いを込められたこいのぼりは、ヒモに繋ぎ止められて泳げない。
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取り壊されるその場所は、それでもプライドだけは捨てなかった。
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場所が代われば、雰囲気という名の隠し味で美味しくなる。たとえ、廃虚でも
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雨漏りは、たとえしずくが望んでいなくても、通り抜けてしまうものだ。
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6
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傘はいろんな特徴がある。普通に使う分には雨を防ぐことだけで十分だが。
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5
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第一印象は大事だ。それ以前に他人の話で勝手に印象を作られることもあるが
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つり橋の下で暮らす彼はまったく知らない。手に持つモノの正体を。
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9
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情報は、適切なタイミングで伝える必要がある。
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PV
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思い出は寝ている間に整理される。眠りたい夜には、カフェインを避けよう。
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ボールは自らは動かない。なにかにぶつかった勢いで、転がるだけだ。
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8
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その掘っ立て小屋の中には、地下室がある。狭い狭い地下室が。
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2
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動物園は各地から動物が集められている。集める手間は本当に必要だろうか?
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2
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川はただひたすら同じ方向に流れていく。線路の上でさえ進む方向は自由だが
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他人と連携できていることが、人間にとっての幸せだ。疑問を忘れてしまうほどに
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自らが墓穴を掘ることもある。それを防ぐために、足元をよく見ている。
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海の底で輝いても、地上からは見えない。それでも海の底では、彼らは輝く。
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異変があれば、人は気になって仕方が無い。たとえそれが他人の個人的なことであっても。
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黒歴史は、生涯永遠につきまとう。後悔すればより濃くつきまとう。
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順調にピースを埋めていたとしても、いつかは手は止まってしまう。
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本来持たない色は人々の興味を引く。本来進むべき道から目を離させて。
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5
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わからないものはわからない。わかる場所まで進まないと、わからない。
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毒は中に潜み、じっと待っている。疑心暗鬼に陥れるのも毒の戦略だ。
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人間には無数の天敵がいる。湿気を持った暑さもそのひとつだ。
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一見普通の異変と、一見奇妙な異変は坂を駆け下りる。熱中症すら恐れずに。
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2
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PV
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不可能を可能にする道具。しかし、誰もが可能となるとは限らない。
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PV
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誰かに受け入れられることの喜び、それも化け物の醍醐味なのかもしれない。
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その犬は今までわからなかった。なぜ、自分の周りで踊るのか。
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紙芝居【タビアゲハさま】
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同じ思想の者を見ると、自分の存在まで同じものに見えてくる。
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神と呼べる者は、自分の価値を大きく変えてくれた存在のことかもしれない
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誘拐はされる本人が了承することでも成立する。でもバレなきゃ問題無い
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七と三。背は伸びてもその顔は変わらない。十五になっても変わらないだろう
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オレンジ色の血液を、人間は冬になると食らいつく。釜ゆでにする蝶もいる。
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商売の教訓――車のすれ違いは効率を生む。人のすれ違いは非効率を生む。
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かつての憧れも、いずれ飽きる。経験できない者に見せる気も無くなる。
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押し忘れに注意。その言葉を意識しても、忘れてしまっては意味はない。
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その鐘に触れては鳴らない。彼女以外の者は。
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砂の舞う砂漠の真ん中で、伝える手段を無くした。それでも伝えたい。
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寒さの感じ方、それが違う者に対しては、異様に見える。
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寒さを感じないことは、悲しさを感じないことは――辛いか、幸せか。
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