アステカ王国と滅びの巫女　第一部

アステカ王国の首都テノチティトランから、はるか北。
呪医術師の隠れ里は一夜にして壊滅し、たった一人の生き残りであるエナは旅に出る。
インカ帝国の喋る生け贄石、マヤ公国の豹神官の予言書の知識を得、求める滅びの怪物ツィツィミネの足取りを追って、ついにアステカ王国の首都テノチティトランを訪れた。

迫り来る、アステカ王国が滅ぶとされる一の葦の年まで、あと二年。

滅びの怪物ツィツィミネの住まう、西方界から伸びた黄昏が王国に影を落とす時、雷一族の生き残りであるエナは使命に目覚める。

☆ 史実改変は、ありません。

出来る限り、史実に沿っているつもりですが、参考にした書籍によって食い違っている箇所があり、その場合、より適正と思われる方を選択していますが、エンタメ性を優先して作者都合で選択していてる箇所もあります。
ご了承ください。