転生したら地下牢に幽閉された令嬢でした。また実の妹も転生者で、しかも平行世界の「私」でした。

　アリティナ・ディズム・トュテエルス。
　グラディヴァイス大陸にあるバレスタイン王国の軍務を任されている公爵家令嬢であった。ただし日に当たる事無く、生まれて直ぐに地下牢に幽閉され、その環境は罪人のそれ以下であった。
　ある日、死にかけた事で前世の記憶が蘇った事で、前世の能力を使用して地下牢から脱出に成功した。
　地下牢から脱出後。アルティナはしばらくして、運命の出会いをする。

　実の妹である、ソフィア・ナイルス・トュテエルス。
　同じ転生者であり、そして――少しだけ違う道を進んだ平行世界の自分自身。

　これは転生した後の自分自身の存在意義を賭けた少女の闘いの物語。

この作品は「小説家になろう」にも投稿しています。