二十三曲目:米津玄師『メランコリーキッチン』

 先日家にあるCDの整理をしていたんですが、そしたら最近爆買いしていて適当に積んであったCDの山の一番下に、米津玄師の『YANKEE』……のコピー(確か友人に借りたときに作ったもの)が、ケースがバッキバキの状態で出てきました。

 まあ、もうすでにちゃんとした奴を買ってあるので用済みなわけですから、放ってあってもおかしくはないのですが……もっとちゃんと扱えよ昔の私、とか思いました。

 閑話休題。

 でまあ、そんなことがあって久しぶりに米津さんの曲を聞き直していたんですが、やはり良いですね。

 米津さんは、『ハチ』と名乗ってVOCALOID楽曲を投稿していた頃から知っていたのですが、実は『YANKEE』及び『Bremen』の頃は一時的に聞いていなくて、後追いなんですよ。

 それで、その後邦楽ではamazarashiに傾倒し、三年か四年経った頃でしょうか、ふと彼のことを思い出しまして。

 その時ちょうど『LOSER』を発表した頃でなんの気無しに聞いて、そりゃもうどっぷりハマりました。

 で、その後のシングル『orion』『ピースサイン』と発売日に買い、ニューアルバム『BOOTLEG』もすぐ買いました。ちなみにあの中だと『LOSER』と『爱丽丝』が好みでしたね。

 さて、その後過去作を漁るのは当然の話。最初に『Bremen』を買い、『アンビリーバーズ』や『再上映』、『雨の街路に夜光蟲』にやられました。で、次に『YANKEE』を聞きまして。

 ものの見事に『メランコリーキッチン』の虜になりました。

 ……いやあ、あの哀愁漂うイントロから始まり、あの崩壊しかけのカップルのような独白風の歌詞……良いですよね……。

 『笑って 笑って 笑って そうやって』からの『後戻りできないけど』みたいな雰囲気、もう最高に好みです。

 サウンドもいいですね。Aメロはちょっとしっとりした感じのサウンドで、Bメロでどこか一歩引いた感じの軽い音になり、サビでどかーんと。

 サビと間奏、後は二番のAメロだったかな? そこで流れるシンセサイザー? のような音も悲壮感やら哀愁やらを引き立てていて素晴らしいです。ギターソロもしっかり馴染んでいてかっこいいですね。

 米津さんは結構どの曲もクオリティが高く、極論捨て曲のようなものはないのです(あ、でもシングル『Lemon』収録の『Paper Flower』だけは苦手でいつも飛ばしてますね……別に深いわけがあるわけではないのですが……)けれども、その中でも『メランコリーキッチン』が頭ひとつ抜けて良いと思っています。

 さて、今日はここまでにしておきましょう。

 近年注目を集めている、神童と噂のシンガーソングライターの一曲。是非一度聞いてみてほしいです。

















 ちなみに私の米津玄師名曲十選はこんな感じ。

・メランコリーキッチン

・LOSER

・Flamingo

・駄菓子屋商売

・爱丽丝

・ゴーゴー幽霊船

・砂の惑星

・でしょましょ

・ポッピンアパシー

・リビングデッド・ユース

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