第27話交代

圭介が開けた穴を塞ぐべきは、孝と力によって仕事を再開した。


第一工場から第二工場、第三工場、第四週工場まで力に任せられた。


過労で孝は倒れた。


その間、圭介は海外に妊娠条令執行し始めた。


海外では、圭介のやり方はすこぶる受けた。


しかし、孝が倒れたと聞いて自国に戻って来た。


力はたくましい青年になっていた。


工場で力に聞いた病院に向かった。


病院に着くと受付で病室を聞いた。


病室の扉を開けると


「捕まえろ!」


と孝が言うとボディーガードが圭介を羽交い締めにした。


「お前は、国際指名犯であるがその前にわたしの息子だ。」


「はめたな!」


「お前は、本当なら死刑のところをわたしが説得した。」


「お前は、力の下働きをしろ。」


「しない!殺せ!」


「ここは病院だ。静かにしろ。」


圭介は、力の下働きをする事になった。


「お父さん、海外では凄かったみたいだね。」


「…。」


「大丈夫だよ。緑さんも元気だし。孫の章太もいるよ。」


「お前は、どうなんだ?将来は研究員か政治家か?」


力は、T大学を首席で卒業したらしい。


「俺は、研究員にもなって政治家にもなります。」


「さすが、野望がビッグだな。」


「お父さんに比べたら小さいですよ。」


「俺は、親父から逃げたかっただけだ。」


「荒稼ぎは出来ました?」


「あぁ、お前の政治資金にしてやるよ。」


「ありがとうございます。」


「俺は、何をすれば良い?掃除でもなんでもするぞ。」


「そんな…昔のように工場長をしてもらいます。」


「家畜のメンタル面はどうだ?」


「それなんです。お父さん、昔、精神病に効く薬を開発してましたよね?」


「あぁ、親父に邪魔されなければな。」


「その開発に取り組んで下さい。」

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