第24話成功者

力の第四工場は、全国でトップの成績を叩き出した。


ちなみに二位は圭介の工場だった。


奇抜な発想から出た。


高齢化社会、少子化問題をまとめて解消をした。


やはり、力は天才だった。


力は、自分の才能に気付き始めていた。


自己分析をして孝よりも圭介よりも才能があると確信した。


しかし、それを隠さなければいけない。


凡人の方が責任も無く命も狙われない。


全国の工場で1位になってしまったが、これは孝の期待を膨らせるための作戦だった。



恵は、単純に利用した。


復讐?そんな事は考えていない。


母さんは、もうダメだと感じていた。


精神的にも身体的にも…。


孝の野望も圭介のひ弱さにも全部、力は理解していた。


そんな時に恵が側にいた。


恵を味方に付けておく事が大切だと感じた。


他の寄って来る女達よりもピュアだった。


そんな恵にうつつを抜かしていると圭介に孝の家に住めと言われた。


圭介に憎悪を感じた。


力は、緑と圭介が好きだった。


そのぶん怒りが込み上げてきた。


恵を何かに取り付かれたように抱く毎日になった。


そして寄って来る女とも関係を持つ事になる。


力の覚醒の時は近かった。

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