第4話違う工場長室

H県H市


妊娠工場がポツリと建っていた。


「生産量は、トップですが質があまり良くありません。」


「ふーん、良いんじゃない?」


「工場長、適当すぎです。」


ドクターは困っていた。


工場長、木ノ下武司は鼻をほじっている。


「色々な個性的な子供が産まれるじゃない。」


武司は、モニターを見て選り好みしていた。


「お!あの女の子ここに連れて来て。」


「困ります。」


ドクターは渋った。


「あのさ、俺の遺伝子の残すのも仕事のうちだからさ。」


「分かりました。」


ドクターは、渋々、スタッフを呼んで下で待機中の女を工場長室に呼んだ。


「ああ、君の体つきエロいね気持ち良くなってきたよ。俺の遺伝子が中で出しちゃおう!」


「あ!」


女が初めて声を上げた。


「中出しすると感じるなんてレアだね。」


武司は、したあとは寝てしまう。


全裸で寝る。


質より量でしょうと寝言を言った。


抱かれた女はドクターに連れられて安静室に入れられる。


女は、武司の鍵を奪い取っていた。

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