第24話 宣告
桃色がかった霞をまとうそこへ、いつも通り使用済みの砂時計を届けた。変わらず、金色の髪のその人物は黒い少年から殺意とともに砂時計を受け取る。
「君はますます美しくなるね。そろそろ刈られるのではないだろうか。司君、その恨みが消える時が近いよ。」
動けなくした剥製のような少年に触れ微笑む。
「そうしたら君は永遠に輝き続けることができる。君は最高傑作なんだ。」
そうしてその人は去っていく。その最高傑作は決して神の元には戻りはしない。司は少し笑ってそこを後にした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます