第15話

どれくらいの時間が経ったのだろうか。

目を開けるとぼんやり、人影。


「あら!起きたのね、おはよ」


お母さんは心配そうに私の顔を覗き込み、私のおでこに冷たい手を添えた。


ひんやりと冷たい手がとても気持ちよかった。


「あんた、いつの間に矢田さんとこの彼と出来てたん?」



は?風邪のせいか一瞬お母さん発言に思考回路がとまる。


「なんて?」



「だから、矢田さんの所の隼人くんと出来てたん?」


「え?なんで?」


私と矢田くんが!?

どういうこと!?


「朝、私が急いでコンビニ行こうとしたら隼人くんにあったのよ。」


え?じゃ、朝のは?

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