第2話
風に吹かれユラユラと踊るように舞い落ちる桜。まるで私を祝福してくれる気持ちになる最高の始まりだったはずの入学式。
だが、現実は残酷だ。
台風でも来たかのような嵐だ。
せっかくの入学式というのに
新品の制服は雨にぬれベトベトだ。
電車は満員で、押し潰されやっとの思いで
着いた学校。
だが、入口は人だまりがあり
自分のクラス表が見えない。
私は自分の夢を叶えるため
地元を離れ東京にやってきた。
初めてのことだらけで混乱する
この先私はやって行けるのかと不安になりながらも自分のクラスを探す。
「かざ、み、、かざみ、風美ゆか、、あ!あった!1年C組」
クラス表には、1年C組風美ゆかと自分の名前が書いてあった。私は傘を閉じ自分のクラスに向かった。
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