第4話

予鈴のチャイムがなり入学式も無事終わった。話を聞くと

隣の席の彼は矢田隼人。中学では問題児だったらしい。言わえる不良。

なぜこの学校に来たのか分からないが

あまり近づくのをやめようと誓った。


「風美さん!」


やっほ!っと肩を叩かれ自分の名前をよぶ

柚木園まゆさん。

先程矢田くんの事を教えてくれた方だ。


「先程はどうもです」


ぺこりとお辞儀をすると彼女はクスッと可愛らしく微笑む。


「同い年なんだから堅苦しいのやめよ?」


「あ、はい!ありがとうございます。」



またー敬語!タメ口でいいよ?そう言うと彼女は私の前に腰掛ける。


「にしても矢田くんの隣の席になるとは、、」


「正直不良とは関わりたくないです」


自分の夢が終わってしまう。そう思い

なるべく避けることを誓った私。


「まぁ、女の子には暴力奮った話は聞いてないから大丈夫だと思うけど気をつけてね!」


はい、ありがとうございます。私はそう言うと彼女はよろしいと微笑んだ。


「ゆかちゃんこの後暇?私たちこれからクレープ食べに行くんだ!どう?」


「すみません、私はこのあとやらなきゃいけない事があって、、」


「そっか、残念、またいこ!じゃね!ゆかちゃん!」


彼女はそう言うと教室を出ていった。

本当は私もクレープが食べたいけれど

そんなことをしてる場合じゃない。

ここに来たのは夢を叶えるため。

そう。私は声優になること。

だからこの学校へきた。友達作りや、クレープを食べてる場合じゃない。

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