第5話
ゾロゾロと帰ってくクラスメイト。
私は学校のことを知りたく案内を見ながら
一つ一つノートに場所を書き込んでいく。
学校の中は広く迷子になりそうだ。
階段を上り最後の屋上を見に行こうと
ドアを開けようとした時
綺麗な歌声が聞こえた。
耳に残る透き通った声。
誰が歌ってるのか気になりドアを開ける私。
そこには
あの、不良で有名な矢田隼人がいた。
「なっ!?」
「あれ?」
まさか、まさかあの歌声は矢田くん!?
驚きと同様が隠せない私。
「お前、なんでここに、、と言うか今の聞いたか?」
「まったく聞いてません。綺麗な歌声で耳に透き通るような美しい歌声なんて聞いてませんよ!」
しまった、、が時は遅く。
「おまっ!!」
矢田くんは、顔を真っ赤にしながら私に襲いかかった。
「いいか、今のは誰にも言うなよ、絶対だからな?わかったか?」
私はコクリと頷くと彼はそっと離れた。
「あの、その、矢田くん意外と怖くないんですね」
また、やってしまったと思い口を塞ぐ。
「は?なんだそれ笑笑」
彼はぷっと音を立て笑った。
その顔は優しくかっこよく
私の心はドキドキと音を奏でた。
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