第10話

ホームルームも終わり放課後。

矢田くんに迷惑をかけるわけも行かず

お互い別行動でクレープ屋さんに行くことに。


矢田くんの優しさなんだろうか

私は別に気にしないのに。なんて思いながら

クレープ屋さんに向かった。


面倒くさそうに椅子に座る矢田くん。

髪が明るくすぐわかった。


「お待たせしました」


「おせぇよ」


顔を真っ赤にしながらうつ伏せになる矢田くん。周りには可愛らしい女性が集まっておりそこで少し早く待ってたみたいで。


やっぱり矢田くんは照れ屋さんなんだなと思い微笑む私。


ってか、どこもカップルだらけ、、

急にドキドキと高鳴る鼓動。

これって放課後デートじゃないか?

ふと我に返った私。


「何食べる?おれ、チョコ」


「ふぇ!?あ、私は、、いちご」


急に振られ変な声が出る私。


「いいね、後で1口くれよなー俺の奢りだし」


「あ、え、うん。」


矢田くんはチョコクレープと私にいちごクレープをくれた。


「あれ?矢田くんとゆかちゃん?」


聞き覚えのある声にドキッとする私。

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