第7話

あれから矢田くんは屋上を後にし帰った。

私も遅くなるといけないため

屋上を後にし、下校した。


急に付けられた約束。

今日は色々と疲れた。


脳内では矢田くんの優しい笑顔が思い浮かぶ。


「かっこよかったな」


ボソリとこぼれる言葉。


ってかそんなことを言ってる場合じゃない。

どっちが先に夢を叶えるかって、、

負けたら奴隷ってなに!!


「矢田め、、負けてたまるか!」


ベランダで決意を固める私。


「あー俺も負けないからな。ゆか」


聞き覚えのある声が隣のベランダから聞こえる。


「矢田くん!?なんで!」


隣ではクスクスと笑ってる矢田くん。


「家隣みたいだな」


「終わった、、とゆうかいつから!?」


「かっこよかったなのくだりから?」


きぇー聞かれてた、え、うそ、やだ、

恥ずかしい!!


「べ、別に矢田くんの笑顔がかっこよかったなとかじゃないから!アニメのキャラクターだから!!」


誤魔化すように否定する私。


「ふーん。まぁ、俺に惚れるなよ?ゆかちゃん」


ニヤニヤと意地悪そうに笑う矢田くん。

学校でも隣、家も隣って、、

これから先どうなるの!?私!!

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