第14話


気がつけば朝になり

私は一睡もできなかった。

仕方なく学校の準備をするが体が重く

視界が二重にみえる。


肌寒いのか、鳥肌が止まらない。

歩こうとするが真っ直ぐ歩くことが出来ず力が抜ける。


「気持ち悪い、、」


ばたりと音を立て、倒れる私。


完全に風邪た。


「遅れるわよーゆか。」


1階から私を呼ぶお母さんの声が聞こえる。


「ゆか?」


ガチャリと音を立て部屋に入ってきたお母さん。私の様子をみて、尽かさずベットへ運ぶお母さん。


「今日は学校やすみなさい?お母さん今日用事あるから、薬飲んで、治しなさいよ?」


そう言って私の部屋から出ていくお母さん。

私はしばらく眠りについた。


「ゆか?大丈夫か?」


夢の中にまで矢田くん?

私はどれだけ好きなのだろうか。

いっそ夢の中なら


「矢田くん好きだよー」


なんて言いながらぎゅっと矢田くんを抱きしめる私。


暖かくて、がっしりしてて、いい匂い。

本物の矢田くんもこんな感じなんだろーなぁ。

矢田くんに会いたいなぁ。

私はなぜか安心したのか深く深く眠りについた。

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