第27話
少し汗だくで
ほんのりピンク色に染まる頬。
ムラっとする気持ちを抑え、
のぞき込む。
「、、やだ、く、ん」
自分の名前が呼ばれビクッとする体。
起こしたか?
「ゆか?大丈夫か?」
返事がない。寝言か、びっくりさせんな。
なんて、思っていた瞬間だった。
「矢田くん好きだよー」
そう言ってゆかは俺を抱きしめた。
お前、、今なんて?
思考回路が停止する。
静かな部屋に響き渡るリップ音。
「んっ」
ゆかの漏れる吐息で正気に戻る俺。
あまりの可愛さに我慢できず
ゆかの唇に俺の唇が触れた。
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