飯を食い、酒を飲むと言う日常が相手が変わり、場所が変わればちょっとしたイベント。相手が固定されてくると、それが日常のようになってくるが、いつもと違う風が吹けばまた…徐々に近付いていく四人の男女の関係が季節の移ろいとともに描かれています。細部まで行き届いた描写でよりリアルに季節を感じられるでしょう。
はにかみやでありながら、ある男女が少しずつ近づいていくようすが、淡々と描かれております。まさしく、はなの咲く庭が浮かぶような、ほのぼのとした風景の浮かぶ小説です。
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