第12話への応援コメント
お邪魔してます。
個人的に、宗一朗さんの生活力に惚れ惚れしております。加世さん、お目が高い! 二人はまだ恋愛未満なのでしょうが、この先どうなるのか…。宗一朗さんは、一人の生活が気に入ってるみたいだし、男の人が生活を変える決心をする時ってどんな気持ちなんでしょう。決心する間も無くなし崩しに…とか、知らぬ間に変わっていたとか…いろいろ想像してみようと思います。
スマホから風が吹いてくるような情景描写、素敵でした。ありがとうございました。
作者からの返信
たぶん思うに、宗一朗は今の生活に満足していて、変化に弱いので、もし二人が今以上の関係になるとしたら、ごく自然に(なし崩し的にとも言いますが)、気がついたらつき合っていた、みたいになると思います。ドラマ的には耕作がひと肌脱いでくれるとおもしろい展開になりそうですが、耕作は耕作で宗一朗とのつき合いを楽しんでいるので、そういうことはしなさそうです。最後までお読みくださり、素晴らしいレビューまで、本当にありがとうございました。
第12話への応援コメント
完結お疲れさまでした!
手作りの料理に賞賛を欲しがらない彼女のサバサバとした雰囲気が好きです。こういう人、なかなかいないと思います。愛宕にとっては、一種の憧れですね。主要人物四人の関係性が「大人」の一言で、とても読みやすかったです。付き合い方に変化があっても、お酒に対する仁義は残すというのが、呑兵衛って感じで良いですね。
とてもリアリティ。そして、ロマンチック。近辺の街並みや公園の長閑さまで、文字から見えるようでした。
とても面白かったです★★★
作者からの返信
ただただ、お酒を楽しく飲んでいるだけのお話、そんな作品にしたいと思って書きました。日常の、何も起きないお話なので、人物同士の関係やお酒を飲む時の空気感を味わっていただけたなら幸いです。私が昔、長らく住んだ土地を舞台に、周辺の様子も書き込みたかったので。最後までお読み下さり、過分なお言葉まで、ありがとうございました。
第8話への応援コメント
場所や気候に合わせた細かい描写を眺めていると、共に深大寺の散策を楽しんでいる感覚になってきます。「~のそれ」という使いかたが、もうシブくてシブくて、とても勉強になります☆
ここのエピソードを切り取って、毎回「深大寺恋愛短編小説」とかにも応募できそうですね (*´ω`*)
作者からの返信
「~のそれ」って何だろうと思って、自分の書いた文章を検索してしまいました。そういうことでしたか。過分なお言葉、ありがとうございます(^^;)。「深大寺恋愛短編小説」ご存知でしたか。以前、毎年応募していました。私にとって、小説を書き始めるきっかけになった公募です。その時に書いたお話のラストシーンと、このお話のラストシーンは、日時が一致しています。自己満足のセルフパロディ(?)です(^^:)。
編集済
第12話への応援コメント
小説一覧の末尾近くに、思いがけず連載作品が目についたので、二日がかりで一気に読ませていただきました。一話完結以外のスタイルは苦手なのかな、と思っていたのですが、なかなかどうして、見事な連続小説ではありませんか。
五年以上前の作品だそうですが、@sakamonoさんのスタイルがしっかり確立されているのに驚きました。濃厚な生活感(もちろんネガティブな意味でなく)、一見平凡な、けれども機微に溢れた会話と内面描写、そしてひたすらに楽しく呑んで食うシーン 笑。
私自身はアルコールは付き合い程度で、仮に明日世界から酒類が消滅しても普通に生きていける口なんですが、こういう小さな店で自分なりの食べ方、呑み方を究めつつ、幸せをかみしめている人たちの描写を読むと、多分飲み食いの方向で自分は大損をしているんだろうなあと、ちょっとうらやましい気にもなりますね。細かい銘柄の書き込みにも、おそらくは深読みできるあれこれがつまっているのでしょうが、そっちも読み流してしまってるので、その点も我ながらもったいないなあと。
「ただ酒を飲むだけの何も起きない日常」という説明をそのまま真に受けつつ、それでもキャラたちの日常の豊かな変化を楽しんできたのですが、十話以降、特に十一話でのビアンカでの会話シーンを読んで考えを改めました。本作は決して「ただの日常描写」に収まることなく、「何も起きない日常の中、ほんの小さな、けれどもとても尊い変化」を描いた連作小説たり得ていると思います。
手練の監督と円熟した俳優陣でのドラマ化など、ぜひ見てみたいと思う半面、これだけの濃密さはやはり小説ならではでしょう。真面目な話、タダで読ませてもらうのが申し訳ない作品だと思いました。ありがとうこざいました。
作者からの返信
短い一話完結のものばかり書いていますが、これを書いた時は、何とか長いものをと思って、とりあえず「一話3000文字、十話」を目標にしました。結果、短編を10コ並べただけみたいになっちゃった、という思いがあったので、「見事な連続小説」という言葉が胸に沁みます(笑)。日常のことを書こうとすると、どうしてもお酒を飲むことばかりになってしまって。もう少し日常の視野を広げる必要があるのかもしれません。「ただ酒を飲むだけの話」を書こうと思ったのは、昔何かの本で、川上弘美さんが自作の「センセイの鞄」についてのインタビューに「ただお酒を飲むだけの話を書きたかった(はずなのに恋愛小説になってしまった)」と答えていたのを読んだからでした。そんなお話を読んで、ほんのわずかの心境の変化を読み取っていただけて、とてもうれしく思います。過分なお言葉まで……。こんなお話をこんなふうに書くばかりで、ここ1年くらい、この書き方から脱却(脱皮?)したいという思いが強くなっているのですが、なかなかうまくいきません。日々精進したいと思います(笑)。お読みいただき、ありがとうございました。
ちなみに、最後に登場する「田酒」というのは、私の大好きな青森のお酒です。なかなかお目にかかれないんですよね。