淡々と語られる何気ない日常の一コマ。文体の流れがよい。流ちょうで、濃淡があって。主人公が占いをしてもらおうとした時、>近づくと黒だと思っていたテーブルにかけられた布は、濃い紫色だと気がついた。なんて、どうしても必要ってわけでもないのに、さらっとこんなカンジの情景をうかがわせるセンスがよい。あぁ、こんな風に表現できたら気持ちいだろうなぁって一編でした。ちなみに、こんないきつけのお店やピクニック、いいなぁ。
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