葉月りり

ずーっとお月様が見ているんです。おじさんと狸さんの会話を「うん、うん」と頷きながら聞いているみたいに。
月の光に包まれて歩くおじさんと狸さんにふんわりあたたかい気持ちになります。

すごいテンポでトリが出て来ます。もうここしかないでしょと言うところで、何度も何度もトリが出て来ます。そして出て来るたびに笑い、唸り、身悶えします！
このお題の一等賞、間違いなし！

くたびれたツィードジャケットに膝の出たズボン。このミステリアスな紳士が探す物件とはいったいどんな物件なのか。真実不動産の営業真中は彼の望みを叶えられるのか。笑いながら納得のラストは…続きを読む

焼きたてパンの香りに包まれていつもの朝が始まります。ちょっと慌てながらも楽しく働く彼らの姿にとても癒されて私もこのお店のお客さんになりたくなりました。 毎日毎日繰り返されるこの幸せ…続きを読む

明るい空や花の野原、不穏な夜空…色々な画が思い浮かびますが、見えるものだけでなくひんやりした秋の空気を感じます。くすっと笑ってしまう句が所々にあるのがまた良いです。

猫を愛する気持ちが伝わってきます。猫のあんな仕草、こんな様子、目に浮かんできて、あ〜、猫飼いたい！と、思ってしまいます。
飼えない環境の人には毒かもしれませんが。

たった十七音なのにその世界の広がりに驚かされます。
小さな小さな花から世界中の人々の願いまで、世の中の愛すべきものを皆に教えてくれる俳句たちです。

作者によるSF小説「鋼鉄の片翼」の番外編。 昔、地上が魔力に満ちていた頃の名残の魔石と鳥機人が出会う。不思議な力は鳥機人に何を要求するのか…。 人ではない者たちの会話にクスリと笑…続きを読む

地球環境をめぐる遠い未来の物語ですが、今の私たちにも当てはまるエピソードが沢山あります。ほっこりすることも、胸苦しくなることも。息を呑む逃走シーン、戦闘シーンはテンポの良い簡潔な文…続きを読む

飯を食い、酒を飲むと言う日常が相手が変わり、場所が変わればちょっとしたイベント。相手が固定されてくると、それが日常のようになってくるが、いつもと違う風が吹けばまた… 徐々に近付いて…続きを読む

作者ならではの繊細な情景描写で一気に雪の山谷が脳内スクリーンに広がります。渦巻く雪のカット、居酒屋の風景、女将の横顔のアップ、料理の湯気、アングルはあなた次第。巧みなシーンの切り替…続きを読む

物語に救われる…
カクヨムの中には同じ思いの人はたくさんいると思います。
是非読んで下さい！
みんな共感すると思います。

キラキラ輝く夜景をバックに哀しい夫婦がグラスを交わす。彼の心を推しはかる彼女の二つの心。彼女を幸せに導くのは直観なのか、直感なのか。

日没後の暗闇坂に響く叫び声。聞いたものは叫ばずにはいられない。そして恐怖はどんどん増していく。

家永くんと課長のやり取りがテンポよくっておもしろい！
笑っちゃったり心配しちゃったり、青くなったりしちゃうかも。
あの子と家永くんのおうち時間は相容れないものなんでしょうかね。

余命わずかな鉄道好きのお父さんとお父さんを思いやる娘のほんの少しの鉄道旅。
道中の二人の思い出話がとてもあたたかい。
悲しいけど爽やかな読後感です。

まだ途中ですけど、情景の画が浮かびやすい文章で、
物語の世界に引き込まれます。