そうきたか〜!という感じです!驚かされました!ほんわか不思議な雰囲気が良いです!!
「住宅の内見」というお題から、こういった作品が生まれるのか!そんなまさかの驚きと出会える切れ味の鋭い作品です。発想の柔軟さが創作において、特に短編において、どれほど大切なのかを改めて考えさせられました。ありきたりな視点や価値観に囚われるな、柔軟に、多角的に物事をとらえ、その中からベストのエピソードを見出すのだ……それこそが短編作家に求められるもの。この話はそんなハードルを見事に跳び越えていると感じました。参考にすべき発想です! お見事!
くたびれたツィードジャケットに膝の出たズボン。このミステリアスな紳士が探す物件とはいったいどんな物件なのか。真実不動産の営業真中は彼の望みを叶えられるのか。笑いながら納得のラストは、ぱあっと光がさすようです。