概要
一緒に過ごしたその事実さえも、俺は忘れたままでいる。
大正百二十七年、帝国として名を馳せていた日本には、幻の部隊が存在していた。それは『日本帝国軍卍部隊』。
卍部隊 トップクラスの実力を誇る少年、紅蓮には幼い頃の記憶が無かった。そんな紅蓮の前に、彼を『優くん』と呼ぶ少女、雫が現れる。
彼女との出会いをきっかけに、物語は動きだす。
卍部隊 トップクラスの実力を誇る少年、紅蓮には幼い頃の記憶が無かった。そんな紅蓮の前に、彼を『優くん』と呼ぶ少女、雫が現れる。
彼女との出会いをきっかけに、物語は動きだす。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!魅力的な登場人物達が織りなす、「記憶」を巡る大正ロマン活劇!
第一部まで読ませて頂いた段階でのレビューを書かせて頂きたいと思いますが、なぜこの段階で書こうと思ったかと言えば、第一部だけでも作品として十分に楽しませて頂いたからです!
「大正百二十七年、帝国として名を馳せていた日本」という独特な世界観もさることながら、魅力的な登場人物も数多く登場し、「記憶」というテーマに沿って展開される物語は徐々に盛り上がりを見せ、やがてクライマックスに……と、エンターテインメント小説として大いに楽しむことができました!
特に私がこの作品を読んで感じたのは、作者の登場人物に対する深い愛情です。
だからといって単に甘やかすわけではなく、愛するからこそ苦難にも立ち向かわ…続きを読む