実況「え、たかぱしさん、横浜へ行ってたんですか?」
解説「はい、一泊でぴゃぴゃぴゃーっと遊んできました。そのため今週のアワードはお休みです」
実況「おみやげくれればいいですよ。あるんですよね?」
解説「もちろん、買ってきました」
実況「わーなんだろ。はとサブレー? くるみっこ? シューマイ? わくわく」
解説「横浜みやげはこの『漢検漢字辞典第二版』です!!」
実況「……は?」
解説「いやあ、重たかったんですよ。寒い雨の中、持って帰ってくるのが大変でした」
実況「なんで? なんでわざわざ横浜まで行って漢和辞典買ってきてんの!?!?」
解説「しかもですよ、横浜のそごうの本屋で『角川必携漢和辞典』も売ってるのを発見しまして。お前現役だったのか、とそれはもう衝撃の出会いでした」
実況「まさかそれも買ったり……?」
解説「さすがに買わないですよ。もう持ってるので」
実況「持ってるのかよ」
解説「それはともかく、横浜みやげの話ですけど」
実況「いつも通りの漢和辞典の話だろ」
解説「『漢検漢字辞典第二版』はなかなかやるやつですよ」
実況「五十音順の漢和辞典でしたよね」
解説「はい。基本は主な音読みで五十音順です。国字など訓読みしかない漢字や常用漢字表に訓読みしか載っていない漢字は訓読みで並んでいます」
実況「どこかのだれかと違って、掲載順ルールが分かりやすいですね」
解説「はい。訓読みや音読みの空見出しもきちっと整っていて、非常に直接音訓引きがしやすい良い五十音順漢和辞典です」
実況「部首引きはできないんですか?」
解説「いえ、もちろんできます。見返しに部首掲載順という部首索引の目次がついているので、部首索引もとっても使いやすいです」
実況「べた褒めですね」
解説「正直にいって、“五十音順漢和辞典はこうあるべし!”って感じですからね」
実況「ということは、五十音順漢和辞典の中ではおすすめの辞書でしょうか」
解説「そうですね。使いやすいと思います。ただ、漢字の解説はシンプルで現代字義のみ載っています。成り立ちなどはありません」
実況「漢字について深く知りたい人にはちょっと物足りないかもしれませんね」
解説「親字は6,300字、熟語が42,000語なので、日常漢字は十分にカバーしていますが、ハンディ漢和としては少ないですね。アワードで言うと、小学生向け辞書クラスです(追加注:間違えてますね。小学生向けは3000字程度です)」
実況「まあ、漢検のテキストという側面もありますし。あまり変な漢字を載せては勉強の邪魔になるんでしょう」
解説「使用目的は限られるものの、引きやすい五十音順漢和辞典な『漢検漢字辞典』。ぜひ横浜へお出掛けのさいはおみやげにご検討ください」
実況「いや、全国の本屋で買えるから。横浜みやげにおすすめするな」
解説「あ、あとこれ、なんか美味しそうだったので買ってきましたけど、いっしょに食べます?」
実況「そっちがおみやげですよね!?」