予告している次回作、「覇道と街道」なのですが、もうちょっと下準備をしていまして。
今までは日露戦争をテーマにして下調べをしていたのですが、今は日清戦争について調べています。
日露戦争については、よくあの条件で曲がりなりにも勝てたなというのが正直な感想なのですが、日清戦争は、勝つべくして勝ったという印象です。
そして私は、勝つべくして勝つ戦いが大好きです。
と、いいますのも、戦争というものは一敗地に塗れるとすべてを失いかねない、とてもリスキーなものだからです。
ですから、物語としては、ギリギリの状況からの奇跡的な一手で逆転というのも面白いのですが、実際にそんなことをするのはばかげていると考えています。
戦争は可能であれば避けるべきです。
しかし、何分相手のあることですから、避けられない戦いというものも存在すると考えています。
そういう場合、綿密な事前準備をしっかりと積み重ね、楽に勝てる状況を作り出してから戦争を始め、実際に始まるとあっさりと勝利が決まる。
そんな戦いこそが理想だと考えています。
その意味で日清戦争は勉強になる部分が多く、もうちょっといろいろと下調べをしてネタにしてみようかなと考えております。
どうか、気長に続報をお待ちいただけると幸いです。