• 異世界ファンタジー
  • SF

自主企画「プロットを作り込んだ作品の本棚」を始めました

自主企画には、プロットをあまり作り込まないことを標榜する作品を募集しているのを見かけます。
しかし、きちんといろいろと考えてから書き始める作家さんも多いはずです。
そこで、そのような作家さんの作品を集めた本棚企画を考えてみました。


プロットを作り込んだ作品の本棚
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330662940852592


この近況ノートは、プロットを作り込んだ作品の宣伝の場としても提供しています。
どのようにプロットを作り込んでみたか? などのアピールポイントをコメントいただけると幸いです。

と、いいましても、いきなり書けと言われても難しいでしょうから、一例として私の作品のアピールポイントを書いておきます。

私は小説を書いてはいますが、正式な書き方はあまりきちんと学んできませんでした。
ただ、私の本業はPCのプログラム開発です。
同じソフトウェアを作るという意味で小説の作成に応用できるだろうと考えまして、プログラム開発の技法を利用しています。

詳細は省きますが、プログラム開発の手法のうち、最も一般的なウォーターフォールモデルでは以下のような工程を経ます。

・要件定義
・基本設計
・詳細設計
・コーディング
・テスト

これを参考にして、以下のように小説の各種工程を割り振っています。

・要件定義 <---> 世界設定、人物設定を作る
・基本設計 <---> 章立てを考える
・詳細設計 <---> 各話単位のプロットを作る
・コーディング <---> 実際に話を書く
・テスト <---> 推敲する

他の方にお勧めできるかどうかは不明ですが、少なくとも私にとってはなじみの深い開発手法であるため、とても小説が書きやすくなっています。

少しでも参考になれば幸いです。


以下、私の作品の宣伝です。

・SOLID STATE ANGEL ver.1.1
 多脚戦車に腕を生やして殴り合う世界で、人工知能の天使が出てくるお話です。
 なろう9千PV、カクヨム1千PV御礼。最新作。完結済み。
 https://kakuyomu.jp/works/16817330651019929329

・先祖返りの町作り
 上記の世界から5千年後。ゆっくりと衰退した世界で近代都市を目指すお話です。
 なろう78万PV、カクヨム7万PV達成御礼。完結済み。
 https://kakuyomu.jp/works/16816927860356827500

10件のコメント

  • 始めまして、馬場芥と申します。

    『片翼のラプラスは蝶の夢を見る~私だけが知っている君の物語~』と言う作品で参加させていただいています。


    概要を簡単に説明させていただきますと、元来、異世界転移というものは神といった超次元的な存在や、異世界の住人などによって望まれて転移させられるものかと思います。しかし、この物語では主人公を異世界転移させた存在がいるものの、その者が現れることはなく、どのような目的で異世界転移させられたのか分からないのです(書ききれないのと、ネタバレになるのでここまでにしておきます)。

    この作品には多くの謎が隠されており、かなりの伏線を張っております。そして徐々に物語の伏線が回収されていくと作品の面白さが伝わると自負しています。

    ただ、そう言った内容ですから、かなりのプロットを練りました。

    自己流ですが
    1:物語の主題を決める
    2:主題に沿うように物語の概要をざっと決める(点)→ここで重要人物、重要な世界設定を作成する
    3:上記でしるした点と点を結ぶ内容作成
    4:ブラッシュアップする
    5:重要ではない人物・世界設定をする(物語の深みを作るため)
    6:実際に話を書く
    7:推敲する
    あとは6と7の繰り返しです。

    伏線作成にはかなりこだわりました。伏線がない状態で物語が進むと、その時に出したい状況がぽっとでのようになるためです。

    しかし、かなり話が繊細でここに挿入しなきゃいけない伏線とか、謎が両手じゃ表せない程の量があるので、その分にメモを取っています。そして、伏線、謎の挿入が完遂できればチェックしています。

    逆もまた然りで、伏線が回収したらその分別でチェックしています。

    だから、プロット作りに1年以上かかりました。


    今時点で11話ほど連載していないので、ぜひ読んで頂けると幸いです。
  • 馬場 芥さん、ご参加、ありがとうございます。

    私も「きちんとプロットを作っていると、伏線や前振りがやりやすくなる」と感じていました。
    しかし、ここまで徹底されているのは、素直にすごいと感じました。

    この部分を読んでいるだけでも、とても面白そうだと感じてしまいます。
  •  始めまして、七尾ナナナナと申します。
     拙作「無限の迷宮」で参加させて頂きました。
     この場をお借りして作品アピールさせて頂きます。

     当作品は私が初めて書く小説で、正確に言うと「プロット作ったはいいが脱線しがち」な作品です。第一部終了までそれなりにプロットを作成して書いてますが、
    ・死ぬ予定だったキャラを殺さない
    ・第一章から予定外の話にしてしまい一章は現在非公開
    ・後に出るキャラを前倒し登場させる
     といった修正・改変を行ってます。

     第一章のラストは完全に想定しているため伏線・前振りを多々配置してますが、それまでの修正がそこにどう影響するか自分でもわからないまま試行錯誤してる、といった感じです。
     私は元々行き当たりばったり適当ライブ感な漫画を描いていた者でして、そんな人間がしっかりプロットを作成してハイファンタジーを書けばどうなるか?といった実験的な作品作りとなっています。

     企画作成し、この場を提供して頂いた熊八様に感謝致します。
  • 七尾ナナナナさん、ご参加、ありがとうございます。

    プロットを作り込んだはずなのにキャラが勝手に動いてしまい、予定通りに進まないという事態は、私も経験しました。

    その結果、せっかく用意していた最終話を破棄して作り直しました。

    なんでもそうだと思いますが、小説も書いて経験してみないとわからないことが多々あると思います。

    こうした経験は、きっともっといいものが作れるようになるために必要なものだと思いますので、お互い執筆を頑張っていきましょう。
  • 初めまして、宇野六星と申します。
    この度は『千の箱庭 〜婚活連敗王子はどうしてもフラグを立てられない〜』という作品にて参加させていただきました。

    私は物事をやり遂げるのが苦手なもので、完結する見込みがないと発表はできません。
    そのため、作品をしっかり結末まで導くためにプロットを練り込んでから執筆を開始しました。

    この作品はオムニバス形式の三部構成で、第一部はエピソードごとにその回限りの語り手が登場します。
    現在更新中の第二部では、語り手は固定ですがエピソードごとに世界観が変化します。
    エピソードを消化しながら、結末に向けて本題も少しずつ展開していく構成は、プロットあってこそです。

    1.ストーリー全体の展開を考える
    2.作品の尺(ストーリーを語り切るのに必要なエピソード数)を大まかに決める
    3.各エピソードの大まかなプロットを考える

    この時点で世界観や登場人物の設定、各エピソードの共通フォーマットを決めています。
    納得の行く展開になっているか、登場人物は話の展開に見合ったプロフィールを持っているか、ちゃんと問題を解決してエンディングを迎えているかなどを点検しながら作り込みました。

    概ね納得が行ったら各エピソードの執筆に取り掛かりますが、これも

    4.各エピソードの詳細な流れを書き出す
    5.上記に従って本文を書いていく
    6.各話をある程度書き進めたら、伏線を仕込みに以前書いた箇所に戻る

    といった作業になります。

    かつては漫画を描いたりしていたので、4はネーム作業みたいだなと思いながら書いていました。

    伏線は、「ここでこういうイベントを書いたから、手前のあの辺で言及しておこう」という感じで張ります。
    そうすることで、誰かが何気なく言った台詞があとで現実に起きるといった演出ができます。
    この手法だと、随時書いては公開というスタイルはちょっと取りにくいです。

    ついでに各話のタイトルも個性を出しています。
    読者の皆様には、1クールのTVアニメを見るような感覚でお楽しみいただけたらと思っています。

    どうぞよろしくお願いいたします。
  • はじめまして、ザラニンと申します。

    「地を駆けるは無名のタイタン」こちらで参加しています。

    あらすじを読めば雰囲気で何となく分かると思いますが、本作は2000年代の様々なロボットアニメをベースにした作品となっていて、そういったアニメを見ていた方ならかなり見やすい作品になっています。

    さて、先に書き込まれている方々を習い、私のプロットについて語らせていただくと、私のプロットの流れはこんな感じです。

    1 ジャンル
    2 結末
    3 世界観
    4 ストーリー(かなりざっくり)
    5 機体設定

    という感じです。
    本作は長編になる予定なので、章ごとにプロットを考える感じですね(予定通りにはいかないですが)。結末を先に考えるのは物語の方向性を確実にする為です。これらのことをすることで、この先の展開なども書きやすいと私は思います。

    文章構成は昔のノベルゲームに近いものとなっていて、戦闘描写はそれが色濃く出てきていると思います。紙媒体ではできないweb小節としての強みですね。

    なるべく短くまとめたつもりですが、結局長くなってしまいました。どうぞ私の作品をよろしくお願いします。
  • 宇野六星さん、ご参加、ありがとうございます。

    私も「一人でも楽しみに読んでくれているなら、完結するまで書き上げるのが、書き手としての礼儀」と考えているため、完結するめどが立つまでは公開しないようにしています。

    宇野六星さんも完結させるという強い意志をお持ちのようで、とても共感できます。

    プロットをちゃんと作ると、実際に書く前にいろいろと点検できるという点も、おっしゃる通りだと思います。

    これによって、無駄な推敲時間を大幅に減らせるようになるため、かえって効率がいいのではないか? と、私は考えております。
  • ザラニンさん、ご参加、ありがとうございます。

    私も最終話を先に書いておく派です。
    こうすることによって、物語の着地点がはっきりとしますので、あとはそこに向かって進むお話の間を埋めていく作業になります。

    ノベルゲーム風というのも、とても素晴らしい試みだと思います。
    せっかくのWeb媒体ですから、紙では表現しにくいものを書くのも面白いなと感じました。
  • はじめまして、岡田剛といいます。
    『アシスタント』で企画に参加させていただきます。

    私の場合、設定、キャラクター、あらすじという順番で作っていきます。設定に一番、時間をかけます。もともと設定を考えるのが好きなのもありますが、使う設定1割、使わない設定9割くらいあると満足するというか、安心します。

    キャラクターは設定を作っているうちにそこから立ち上がってくる、というのが理想でしょうか。キャラクターの周りに世界が存在するという形より、世界の一部としてキャラクターが存在するという形を好みます。

    あらすじはストーリー展開よりも、キャラクターの心情を細かく書いていきます。このキャラクターはここで、何を考えてこんな行動を取るのか。

    自分のキャラクターと対話しているみたいで楽しいです。その結果、想定していた展開が崩れてもやむなし。まあ、プロット段階だし、いいよね?

    個人的にはきちんとプロットを作った上で、そのプロットのとおりにいかないときが小説を書くことの一番の醍醐味だと思っています。

    悔しいし、苦しいけど。
  • 岡田剛さん、ご参加、ありがとうございます。

    私も設定にはこだわる方ですので、お気持ちはよく分かります。
    ただ、私は事実を淡々と記述するのは得意でも、心理描写を苦手としております。

    その欠点を改善してみようと、今は次回作の設定段階で、キャラ設定を細かく作り込んでいる最中です。
    やっと、ワード文章で一人一ページ前後になってきましたが、まだまだ足りていないと感じております。

    私もいつか、自分のキャラクターと会話が楽しめるレベルに至りたいと考えております。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する