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自主企画「いきなり長編を書き上げてしまった作家さんの本棚」を始めました

小説には様々な書き方のセオリーが存在します。
それらに慣れるために、最初は短編から書き始めて練習するのが良いとされているようです。

ですが、どうしても書きたい物語があり、それがたまたま長編だった。

そんな事情等でいきなり長編を書き上げてしまった作家さんたちのための本棚企画を考えてみました。


いきなり長編を書き上げてしまった作家さんの本棚
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330669297655882


この近況ノートは、いきなり長編を書き上げてしまった作家さんの作品の宣伝の場としても提供しています。
ぶっつけ本番で長編を書くために、どのような工夫をしていたのか? などのアピールポイントをコメントいただけると幸いです。

と、いいましても、いきなり書けと言われても難しいでしょうから、一例として私の作品のアピールポイントを書いておきます。

私にはどうしても書きたい物語が、かつてありました。
小説の書き方に関しては右も左もわからない初心者でしたが、それでも、それが短編に収まりきらないことだけは最初から分かっていました。
どうするか悩んだのですが、思い切って書き始めてみることにしました。

「ただそこに、書きたい物語があるから書き上げる」

そんなシチュエーションに憧れもありましたので。

ただ、やっぱり書き始めてみると、いろいろと拙い部分が目立つようになっていました。
公開するあたってこれではまずいと考えまして、さて、どうするかと悩みました。

しかし、技術的なことについては何も分からなかった私です。
結局、いい方法が思い浮かぶこともなく、ただひたすら、読み返しては書き直してを繰り返していました。

そんな作業を半年ほど続けてみると、少しずつではありますが、完成度が徐々に上がるさまが面白くなってきました。

ですが、やがて、今の自分の技術では、どうやってもこれ以上のものを書く方法が思いつかなくなってしまいました。
そこで、諦めて公開に踏み切ったのが私の処女作、「先祖返りの町作り」です。

少しでも参考になりましたら幸いです。


以下、私の作品の宣伝です。

・SOLID STATE ANGEL ver.1.1
 多脚戦車に腕を生やして殴り合う世界で、人工知能の天使が出てくるお話です。
 なろう1万PV、カクヨム1千PV御礼。最新作。完結済み。
 https://kakuyomu.jp/works/16817330651019929329

・先祖返りの町作り
 上記の世界から5千年後。ゆっくりと衰退した世界で近代都市を目指すお話です。
 なろう80万PV、カクヨム8万PV達成御礼。処女作。完結済み。
 https://kakuyomu.jp/works/16816927860356827500

14件のコメント

  • こんにちは。こちらから声をかけさせてただくのは恐らく初めてのことと思います。熊八さんの企画へ参加させていただきましたので、アピールポイント等書かせていただきますm(_ _)m
    参加作「Liberator. The Nobody’s.」
    今から300年後の世界で、侵略者や裏で糸を引く何かと対峙する、奪還者の名を関するリベレーターたちの物語。
    元より小説を書くという目的で書いた物ではなく、アニメにすることを前提として製作話ですので、動きや風景などを文章から伝えられるよう心がけています。
    ニヒルでタフ。知的で大雑把。快楽的で真面目。そんな人間の人間臭さと、300年後の未来という未来の世界を、読んでくれた人に感じていただければ幸いです。
  • 黒ーんさん、ご参加、ありがとうございます。

    なるほど、リベレーター(解放者)ですか。
    私はリベレーターと聞くと最初に思い浮かぶのが、第二次大戦中にフランスのレジスタンスに大量に配布された拳銃の名前です。

    そんなイメージがありますので、なんとなく、自由への開放といったような意味合いがあるのでは? と、勝手に邪推しております。

    また、黒ーんさんのアピールポイントを読んでみますと、黒ーんさんなりのダンディズムが込められているようにも感じました。

    そんな男のカッコよさも感じながら読んでみると面白そうだなと感じました。
  • はじめまして。百一里優(ももい りゆう)と申します。
    『いきなり長編〜』の自主企画に参加させていただきました。

    作品は『森の図書室、カザルスの夜』です。

    夢だか寝ぼけてたのか忘れましたが、その時に浮かんだシーンが徐々に膨らんで、書き始めました。
    プロットも作らず、最初はどの程度の長さになるかもわからなかったですし、話の順番を入れ替えたり、試行錯誤の連続でしたが、だんだんと頭の中に物語が形作られていって、やがて登場人物が勝手に動き出すという感じで、なんとか完成に辿り着きました。

    どちらかというと文芸寄りの作品です。
    表面的には一晩だけの大人の恋愛という形式ですが、その中に主人公二人の人生を織り込み、ファンタジー(幻想的という方が近い)要素も絡んだ話なっております。

    よろしくお願いいたします。
  • 百一 里優さん、ご参加、ありがとうございます。

    なるほど。夢に出てきたシーンが元になったお話ですか。
    それだけで、とても幻想的な雰囲気が感じられますので不思議です。

    それとはちょっと違うのかもしれませんが、私もお話を作っているとき、夢に登場人物たちが現れて動き出し、それがもとになったお話もあります。

    書き始めてからは試行錯誤の連続という部分も、とても共感できます。
    いろいろと手を加えた分だけ完成度が上がっていく感じがして、それがとても面白かった覚えがあります。

    どこで苦労しているのかを想像しながら読んでみるだけでも、面白そうだなと感じました。
  • 始めまして、三鞘ボルコムと申します。
    今回、熊八さまの企画に参加させていただきました。

    参加作は「福転禍為のインヴォーカー ~「嫌いだから一緒に旅はできない」と言われた俺と、言ったボク~」です。

    タイトルも内容も、若干時代遅れですが現在進行形で執筆中です。

    アピールポイントですが、
    一昔前に流行った「追放もの」を追放する側とされる側、2人の出会いから描いた友情物語です。
    構成上、1~3章までが少年期で、4章にようやく旅に出るという、とてもスローペースの進行をしています。

    自分は「追放もの」の作品群を読んで、非常に勿体無いと感じまして……。
    もっと追放する側とされる側の関係をしっかり描けば面白いのに……、序盤で追放シーンを終えてしまうなんて、折角の作品コンセプトを使い潰しているようで勿体無いっ!
    なんて考えたのが執筆理由でした。

    何分、小説を書くのが初めてで、ロクに小説を読んだ事も無い為、駄文・拙作ではありますが1度読んで頂ければ幸いです。

    1月2日に投稿を開始したばかりですので文章量は少ないですが、3章までは執筆済みですので、それまでは毎日投稿いたします。
  • 三鞘ボルコムさん、ご参加、ありがとうございます。

    なるほど。言われてみれば確かにそうですね。
    世の中の追放系と呼ばれる作品では、やけにあっさりと追放シーンが終わっています。

    ですが、そこにはいろいろな人間ドラマがあるはずで、そこにフォーカスするのは、とても面白い試みだと思います。

    きちんと章立てまで考えてから筆をとられている点も、さすがだと思います。
    個人的な経験なのですが、先々まできちんとプロットを考えてから執筆すると、いろいろと伏線等が張りやすくなると感じております。
  • 始めまして、もじ文字ヒーローと申します。
    今回、熊八さまの企画に参加させていただきました。

    参加作は「がんばれ!多岐商女子ソフトテニスクラブ」です。

    息子が、小説投稿を長年しており、それに負けじと、投稿を始めましたが、孫の世話とかしながらの執筆で、なかなか集中して出来ないのが悩み?です。

    作品のアピールポイントですが、息子に「今は、スポーツ物は、流行らないよ」と言われましたが、自分の体験に基づいて書いていますので、けっこうソフトテニスクラブの細かな部分まで、踏み込んで書き込む事が出来ていると思います。

    かつては、ソフトテニスの名門校であった多岐商において、廃部となってしまったテニスクラブが、校長先生の熱意により、復活し、そこから、ポンコツ部員の活躍が始まるという、王道?ストーリーですが、1か月弱の出来事を描くのに、10万字以上を要しましたので、この先どうなるのか、自分でも不安です。(少なくとも10年分の出来事を書く予定なので)

     
    息子への対抗心と、ボケ防止の為に始めましたが、やはり読んでいただける方がみえると、今後の励みにもなりますので、初めて、このようなコミュニティーサイトに参加させて頂いた次第です。

    よろしくお願いいたします。


  • もじ文字ヒーローさん、ご参加、ありがとうございます。

    実は私も中学の三年間、軟式テニス部に所属していました。
    下手の横好きでしたが、それでも三年間頑張った思い入れの深い部活でした。

    ですので、ソフトテニスクラブの細かい描写にはかなり心動かされます。
  • 自主企画に参加しました、ながとら と申します。
    アピールポイントを書きに来ました。

    『一定の部分まで読むと、それまで読んだ部分の印象が変わる』です。

    参加作品は略称『めがプロ』こと、
    「【女神回収プログラム ~三回転生したその先に~】最高位の姫に仕える側近の剣士には、決して口外できない秘密がある。」
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054883346486です。

    まずは第一部【11】忠誠の までで読んでいただくと、これまでの印象が変わると思います。
    また、同じようなことが定期的に起るように執筆しています。



    『今の自分の技術では、どうやってもこれ以上のものを書く方法が思いつかなくなってしまいました』にすごく共感しました。

    実は今執筆しているこの長編小説は、第二部終了までの内容で完結(2014年)をしたていて、そのとき同じことを思ったのです。

    今では逆に、当時できなかったことが多々できたと感じることもありますが、まだまだ魅力を伝えきれないと自分の実力不足を日々感じてもいます。



    『ぶっつけ本番で長編を書くために、どのような工夫をしていたのか?』

    断片的に話が降ってくるので、とても困ります。(現在進行形)

    工夫①忘れないようにとにかくメモ!
    工夫②どこに繋がるのか、頭の中で作中を振り返り、実際に読み直して『ここだ!』と決める。



    残す執筆は1/4弱の見込みなので、完結まで執筆頑張ります!
    長文失礼しました。
  • 呂兎来 弥欷助さん、ご参加、ありがとうございます。

    なるほど。途中で印象が変わる作品ですか。それはとても面白そうです。

    きちんと先々まで考えてから筆を執ると、いろいろなギミックを作品に乗せやすいと考えていましたが、そのパターンは初めて見ます。

    「今の自分の技術力では」の部分では、私も現在になって考えてみると、少しは経験を積めたこともあり、あそこはこうしていればと考えることもあります。

    ですが、もう完結してしまっている作品ですので、これはそのまま、そっと黒歴史として残していこうと考えております。

    工夫の部分のメモですが、とても共感できます。
    できればPCに書きたいのですが、いつどこで思いつくかわからないため、手書きのメモ帳が手放せなくなってしまいました(笑)。

    完結なさるまで頑張って執筆を続けていただけると幸いです。
  • 初めまして。鯖虎と申します。
    自主企画に参加しましたので、こちらにコメントを書かせて頂きます。

    作品名:あるカラビニエの大神官
    ジャンル:異世界ファンタジー(魔法は無し)

    主人公2人、三人称一元視点の小説です。
    (少なくともそう思って書いています)

    アピールポイント:
    ・戦争に望む主人公の心境の変化
    ・ハーレムや俺TUEEE的要素を排除し、登場人物がそれぞれの理屈と思想で進めていくドライな戦い
    ・19世紀のヨーロッパをモチーフとした重厚な描写

    国民が本や学問に触れる機会を制限し、技術を独占して権勢を振るう神殿と、それに反対し知識の開放を求める貴族の争いを描いています。

    主人公の一人は傭兵としての腕を買われて、商人の護衛隊長として雇われた男。
    殺してばかりの自分の仕事に意義を見いだせず、悶々とした気持ちを抱えています。
    もう一人は、権力の側にあり、神殿の軍を率いる立場の女。
    彼女は平和を望む者の一人ですが、彼女にとって厳しい環境に身を置く中で、その内面は少しずつ変容していきます。
    戦いはどう終わり、彼らはどう変わるか。
    そんな物語を書いたつもりです。

    これは新人賞に応募してみようと思っていきなり長編を書くという、中々のタブーを犯した作品です。
    書きたい話があり、どう考えても長編だったのです。
    重厚でガチッとした作りを目指して書きましたが、残念ながらそれが裏目に出た面もあります。

    『ぶっつけ本番で長編を書くために、どのような工夫をしていたのか?』
    ・物語としての論理が破綻しないよう、細かい設定とプロットを書き出しておいて、常に参照しながら執筆しました。
    ・よく解説される「三幕構成」を意識して、何も起きないパートが長くなりすぎないように気をつけました

    十二万字程度ありまして、ちょうど本一冊分ぐらいになっています。
    ちょっと間口が狭いかなという気はしているのですが、何話かでもお読み頂けると嬉しいです。
  • 鯖虎さん、ご参加、ありがとうございます。

    私も執筆してみて実感したのですが、プロットはやはり重要ですよね。
    これをしっかりと作り込めば、物語中での矛盾点をかなり減らせると思っています。

    何も起きないパートが長くなりすぎないようにという点も、とても共感できます。

    Web小説という媒体である以上、スマホなどを使って空き時間に少しずつ読み進める方も多いのではないか? と私は考えました。

    その結果、できるだけテンポよくお話が進むようにと気を付けて執筆したつもりです。

    ですので、細かい描写を書くことも重要なのでしょうが、何も起こらない描写だけを長々と書き続けることは避けてみました。

    私の考え方といろいろと共通する部分が多いように感じられましたので、とても面白そうだなと思っております。
  • 熊八様
    企画に参加させていただきました。
    宜しくお願い致します。

    ◆参加作品
    霊感探偵~さまよう猫のまなざし~

    ◆参加作品のアピールポイント
    現代を舞台に、人間関係の悩みと解決を群像劇として書きました。
    相手の考えがわからないとイライラしたり怖くなったりする。
    相手に思いが伝わるとうれしい。
    というありふれたシーンを書きつつ、誰もが経験するであろう
    「もう会って話すことのできない相手とはどう向き合うか?」
    という悩みに自分なりに答えを出そうとした作品です。

    私自身は社会人になってまだ数年で経験も知識も浅いですが
    過去に友人や身内の不幸で悩んだ経験と
    自分なりに納得した方法を作品の落とし所にしております。
    (死別の仕方自体は作中のシーンとは無関係です)
    ただ、創作作品なので
    「自分なりの納得」ではなく「正解」が必要なのかなと考え
    「霊感で死者の思いを確かめる」という要素を加えました。

    処女作であり、小説の書き方の基本は調べつつも
    「書き方に悩むと止まってやめちゃうから、まず書き切ろう」
    の精神で物語の大筋だけ決めて粗いまま執筆しました。
    (ジャンルが現代ドラマで合っているのかも自信はなく……)

    趣味のイラストも載せつつPixivで完結まで書き切ったものの
    文字数制限などの都合でシーンをカットした結果、
    登場人物のキャラや信念が薄くなり、不自然さも生じたため
    その辺りを書き足し&不自然なシーンを修正した改訂版として
    カクヨムで書いております。
    カクヨムに乗り換えたのは、
    こちらの方が編集し易い&目次があり長編も読み易いためです。
    (挿絵は入れられませんが重要ではないのでいいかなと)

    需要や流行をまったく気にしない自分のための作品であるため、
    将来1人でも腹落ちする人が現れたらそれだけで最高かなと。

    しばらくの間、お世話になります。
    宜しくお願い致します。
  • むささびさん、ご参加、ありがとうございます。

    なるほど、もう会えない相手との向き合い方ですか。
    なかなかに深いテーマで、いろいろと考えさせられそうです。

    書き方に悩むと~の部分は、とても共感できました。

    Web小説はどうしても途中で投げ出してしまわれる作家さんが多いため、私は最初から、公開するのであれば最後まで書ききろうと決めておりました。

    実際、完結するまで書いてみないと分からなかったことも多々あり、いまでは良い経験だったと思っています。

    ご自分でイラストも描かれているとのことで、とてもうらやましいです。
    私にはそっちの才能がさっぱりありませんので(笑)。

    自分のための小説、いいじゃないですか。
    執筆にはほとんど道具が必要ないため、お金のかからないいい趣味だと思っております。
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