異世界ファンタジー作品は数多く存在しているため、オリジナリティを出すために何らかの工夫を文章に込めてみた。
そんな工夫のある作品を紹介する本棚企画を考えてみました。
文章に工夫を込めた異世界ファンタジー作品の本棚
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330653843378446この近況ノートは文章の工夫の紹介の場として提供しておりますので、できましたらどのあたりに工夫を込めたかをコメント欄に記入いただけると幸いです。
と、いいましても、いきなり書けと言われても難しいでしょうから、一例として私の作品の工夫を少し書いてみます。
私の作品では、ブラウザで表示することを前提にして文章を書いています。
スマホで表示することも多いと考え、以下のような工夫を込めているつもりです。
・できるだけ一行を短く、簡潔に書く
・一話もできるだけ短くなるように書く
・お話の展開をできるだけスピーディにテンポよくする
このうち、上二つはスマホでの表示を意識しています。
あまり長い表現は一行の折り返しが多くなってしまうため、読みにくいのではないかと考えたためです。
しかし、私の処女作「先祖返りの町作り」では、そのあたりを少し極端にしすぎたようで、かえって読みづらいとの指摘も受けました。
そこで、次回作の「SOLID STATE ANGEL」からは、PCなどの大画面での表示も意識して、このあたりの制限を緩和して書いています。
オリジナル版のまま掲載している小説家になろうのサイトのセンマチを見ていただけると分かるのですが、一行の長さがスマホの幅に収まるようにして改行しています。
そのために句読点を自分でも過剰と思えるぐらい多用しています。
後になって読み返してみた時に、これはやりすぎだったと反省し、カクヨムのサイトにそのあたりを再調整したバージョンを掲載しています。
しかし、それでもやはり読みづらい点があるとさらに反省し、SSAからはスマホでの表示を前提にすることを中止し、紙に印刷した場合でも読みやすくなるようにと書いてみたつもりです。
それでもWeb小説である以上、ブラウザで横書きで読む方が大半だと考えました。
そこで、一話の長さを短めにし、スピーディにテンポよく書く部分は残すことで、なるべく短い時間でも読み進められるようにとの工夫は残しているつもりです。
これが成功しているかどうかは分かりませんが、そのあたりも頭の片隅に入れて読んでいただけると幸いです。
以上、よろしくお願いいたします。