このお話を書いてみようと思いついた一つの理由に、以下のような疑問がありました。
「古代魔法文明って、どんな社会だったんだろう?」
世の中に中世風の世界を扱ったファンタジー作品は多数存在します。
その中で、「古代魔法文明」というキーワードがしばしば散見されます。
ですが、それがいったいどのような文明だったのか、具体的に記述しているものは少ないように感じました。
「だったら、それを題材にして自分で書いてみよう」
そう考えて書き進めてみたのがこの作品です。
しばらく考えを巡らせたのですが、魔法をベースとした社会であっても、発展した社会というのは、現代社会と大差ないのではないか? と考えました。
と、いいますのも、現在の様々な文明の利器は、偉大な先人たちがそれこそ数え切れないぐらいの改良、最適化を繰り返した結果です。
で、あれば、魔法という別のアプローチを経たとしても、その結果に大きな差は見られないのではないだろうか? と考えました。
そこで、現代のような情報化社会を前提にしてみました。
ただ、ここで「インターネット」という言葉をそのままつかうのは、異世界であるため非常にまずい。
しばらく考えましたが、会社内部などのLANのことを「イントラネット」と呼ぶことに気づきました。
これは直訳すれば「内部ネット」です。
そこで、インターネットを「外部ネットワーク」として表現し、LANを「内部ネットワーク」と表現してみることにしました。
極度に進んだ情報化社会であれば、人工知能も存在するはずと考え、そこからいろいろと想像を膨らませた結果が、この「SOLID STATE ANGEL ver.1.1」となっております。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
以下、私の作品の宣伝です。
・SOLID STATE ANGEL ver.1.1
多脚戦車に腕を生やして殴り合う世界で、人工知能の天使が出てくるお話です。
加筆修正を行った新バージョンです。現在連載中の最新作。
https://kakuyomu.jp/works/16817330651019929329・先祖返りの町作り
上記の世界から5千年後。ゆっくりと衰退した世界で近代都市を目指すお話です。
なろう76万PV、カクヨム6万PV達成御礼。完結済み。
https://kakuyomu.jp/works/16816927860356827500以上、よろしくお願いいたします。