篠原暦

「第七回こむら川小説大賞」によせて書きました。怪談の類いだと思うので、いちおうホラーにしました。

This is a transcript of what I, Hana, said about the end of the "last murder case" that o…

よくある出来事です。

詩です。 しゃぼん玉のように、軽く、ふわっと通りすぎる言葉です。

カイトは家族とバラバラに暮らしている〈音読みの一族〉という〈族《うから》〉の少年。彼の一族は、数多ある〈族〉から魂の〈音〉を「読み」、なんの〈族〉か「読みわける」。彼は飛びぬけて…

注意※この小説は読者参加型の実験小説です。※注意 あなたはこれまでのすべてを奪われ白紙の世界に投下されました。 あなたの前にあるのはたった一つの小さなキューブ。 でもそのキュー…

わかったような顔をして、 わかったようなことをいう小賢しさ。 それでもきっと、この一握のどこかに、 わたしの純真があるような、 そんな気がしたいのです。 まるで口笛のような、 命…

娘を保育園に通わせた朝に、ふと感じた思い出話。

『創作論』とは何なのか。 いろんな人々がいろんなことを言ってることをなんとなく遠目で観察しつつ、自分なりの中庸を見つけ出したいエッセイです。 ※2023/10/17再公開 ※初…

物語を愛する一筆者が、創作についての所感を、率直に赤裸々に、徒然なるままに記す。

大学に着て行くための「正しい服」がわからず、引きこもりになった麻衣。十年経ったらヒマになったのでバイトと婚活を始めたが、なかなかうまくいかない。そんなとき、バイト先でオシャレなイ…

黒歴史を抹殺しようと、黒歴史掃除し隊を呼んだ。やって来た作業員は、なんだか怪しげな男で——。

とある作者が自作の番外編を書くそうです。

子どもの頃からノートに記録をつけている。 誰にも見せたことがない秘密の手帳。 ほんの少しのストレス発散。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、団体等は一切関係ありません。…

短編賞創作フェス応募作品 400文字の短編。 ここは『はじまりの村』である。 何かをはじめる人が来る村だ。

読めばわかる

女子高生の私は詰んでいた。理系嫌いが高じて授業をサボりまくったおかげで単位が危ないと宣告されたのだ。教師は言った。「レポートで救済しよう」。そこで資料にと手にしたのが、その後「ニ…

　皆さんは疑問に思ったことはありませんか？　オッパイはなぜオッパイと呼ばれるのかを。語源についていくつか説がありますがどうもワタシには納得しがたいものでした。🧐 　ところが、作…

深い愛が花枝梨雨の日常を蝕んでいく。 三人組アイドルグループの一員である花枝梨雨は、地下の狭いライブ会場での夢を追いつつも、苦闘の日々を過ごしていた。 しかし、ある日、一人のス…

２９歳の疲れた歴史オタク女、新井若葉は、１７歳のメイド、アリーシャ・ヴェーバーに転生したと思っていた。だがそれは、彼女の予想とは全く違う物語の幕開けだった。 もとの世界とは似て…

下記にて、本音ぶっちゃているバージョンも投稿しております。その落差に是非、鼻で嗤ってやってください。 https://kakuyomu.jp/works/16817330667…

下記の詩を本音でぶっちゃけたバージョンです。 格好つけるとこうなるんだ、も併せてお楽しみ下さい。 https://kakuyomu.jp/works/1681733066766…

おつきさまの美しいひかりはみずかがみにうつって溶けてしまう。そのままだと、おつきさまの美しさが消えてしまう、と月の子は毎晩、月の光を集めている。 ある日、月を見て女の子が流した…

何年間も続いた人間軍と魔族軍の戦い。 その戦いは、不運な魔力暴走による大爆発により、人間も魔族も全員死亡する事態になってしまった。 だが、その前日には一日だけ「休戦」があった。 …

更生医官である『私』は、医療少年院に収監された窃盗と暴行の常習犯である十七歳の少年、坂井アキラと面談することになる。 アキラの語る、およそ現実とは思えない光景と出来事。しかしなが…

ふらっと旅に出た、武田ねね。彼女が訪れた瀬戸内の島には、１２年毎に行われる大祭と、不思議な伝説としきたりがあり、そこで出会った幼き少女は……？ 『第2回プロット交換会』参加作…

主人公の封子は夜な夜なポルターガイストに悩まされていた。 ある日、除霊の術と間違えて降霊の術を行ってしまう。 プロット：マコンデ中佐さん（@Nichol）

第２回プロット交換会参加作品。 プロット提供：真名鶴様（@tsuruumedo） ↓あらすじ↓ 　一月の間に立て続けに起きた殺人事件の被害者は、全て高校の同窓生だった。 　最…

男子大学生３人の、温泉旅行。 太宰にほんのり感化された男子たちが、「走れメロス」について熱く語り、酒池肉林の大騒動！！ 太宰リスペクトのハイテンションドタバタコメディ！！ …

日常のちょっとした笑いをお届け。くすくす、ぷふふ、ほっこりなこどもたちとの会話集。甘さ控えめ。

全身がダイヤモンドになる奇病・宝石病で母を亡くしたわたしは、クラスの人気者・まりにつきまとわれる。まりはわたしと友だちになりたい、というがまりが大嫌いなわたしは断固拒否。どうして…

結婚三年目・28歳の凜香。 仕事と家庭の両立に追われながらも、同僚でもある旦那と上手くやっていた……はずだった。 しかし、部署移動をきっかけに旦那の態度が変わってしまう。 忙…

私の名前は裕子。 今の旦那と22歳の時に結婚して今32歳、結婚10年目の主婦だ。 夫の和也に2回浮気された過去を持つ私。 そして今、和也に3回目の浮気をされ、離婚を申し込まれ…

シャレになって無いよね。実は2016年がラノベ市場第二ピークでライトノベル市場が半減するそうです。 ※2024年7月に2023年の市場額が判明し……2026年頃にラノベ市場額の…

人づきあいが苦手な会社員の水瀬友美。 ある平日の朝、休暇を取ってソロキャンプへ出かけた。 初めて来たカカシの立つキャンプ場。 そこで気さくなソロキャンパー、恭子と出会った。 他の…

ショッピングモールの地下生鮮食品売場で人魚を捌いている男と、海から追い出された復讐をしたい人魚の男の話。 立談百景さんの自主企画・ショッピングモール伝奇に参加しようとして間に合…

とと子が営む【定食屋・とと子】には今日もマッチョが子供を連れて訪れる。 　 勢いで書いた。反省はしていない。 　 ※セルフレイティングで性描写有りにしておりますが、心が汚れていな…

「【レビュー募集】KADOKAWA文芸編集部もレビュー選考に参加！カクヨム文芸部の本棚をつくろうキャンペーン」で選出されたレビューと、そのレビューが投稿されている作品を紹介してい…

鬼ヶ島の姫・弥生さまは従者の長月ひとりをお供に連れて婿探しの為に島をお出になられたのさ。 けれど舟はあっけなく座礁し漂流。 あわや海の藻屑かと思われた二人は遠い異国の地へと流さ…

盗撮疑惑で退学した美術部の先輩、氷室千隼。 尊敬していた先輩との唐突の別れに動揺しながらも、一人部に残った渚沙の最後の美術コンクール。 ーーねえ、氷室さん。私の話を聞いてくれま…

　今からお聞かせするのは、舞鶴で会った男から聞いた『ロシア病院』と『二重倉庫』の話です。あまり気持ちの良い話ではありませんが、少しだけお付き合いください。 　そのとき私は盆休み…

刀根田村。 古来より。独自の神、八千矛神(やちほこのかみ)を祀るその村は、毎年神事に供物を捧げていた。 だが、十年に一度。 八千矛神に生きた贄を捧げていた。 そして今年、選ばれ…

こちらは拙作『白玉の昊』の設定解説書らしきものになります。 長い上に群像劇で誰が誰でどの集団に属していて何を目的として行動してるんや、そもそもこれはどういう物語なんやという、迷子…

アイドルオーディション番組、練習生として出た彼に狂ったとある醜いオタクの、一方通行の愛と怒りと後悔のお話。

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　一首部門　6首 「オカメたちへ」の縦書きで作った短歌 Twitterで仲良くしてくれているオカメンたちへ向けて作った短歌6首。 くだらない…

主に私の給料日から月末まで、更に次の給料日までの日記短歌集です。 これぞまさに、やおい文

日本に四十三県あるうちの特に目立たぬ一県の中に、まにまに王國は、ある。 まにまに王國王族は、代々女性しか生まれぬと云う典型的な女系一族で、國の頂点に男王の立った例がないと云われて…