お気に入りの従者一人を連れて鬼ヶ島を抜け出した姫「弥生」様が、
流れ着いた人間の地で、怪力を生かして人々を守るお話です。
といっても魔物などから守るのではなく、相手は自然災害。
それも地すべり。
本格的な地すべり対策で人々の役に立つ姫様です。
ですので、怪力を持っているだけではなく頭もいい!
知力・胆力・筋力、全てにおいて優れた弥生様ですが、
恋する乙女でもあります。
こちらの作品は「嫁入りからのセカンドライフ」コンテスト応募作品ですので、
もちろん初々しい新婚生活が描かれますよ!
怪力を生かして人々の暮らしを守る鬼姫様の奮闘をぜひご覧ください!
鬼ヶ島の姫・弥生が婚約破棄を条件に婿殿を探しに島を出る、というのっけからものすごい開幕です。
弥生のお供は、彼女が愛して止まない臣下の長月。
二人は知らなかっただけで両思いの関係でしたが、ひょんなことに、流れ着いた異国イムの地で長月は地方都市リッパの領主代理を任されます。
そこで晴れて夫婦となった二人はラブラブしながら、鍛冶・商人・農業・建築ギルド長をはじめとする領民と仲良くなっていきます。
(主に腕っ節で)
実に早い、軽快なテンポで進んでいくためスイスイ読めてしまいます。
弥生と長月の関係も、ラブラブしたいし、早く初夜も迎えたいという二人の悶々とした日々が笑いと共に描かれます。
鬼ヶ島の姫であった弥生は経営ごとには向いていなかったのですが、長月は鬼ヶ島の経験を元に立派に領主の仕事に取り組みます。
そして、土砂崩れという災害を契機に、弥生は本領を発揮!
弥生の魅力は非常に前向きで明るく、剛毅な性格であること!
時には拳で、時には頭脳で、時には周囲を巻き込んで迫り来る災害を回避しようと奮闘します。
明るさ、笑い、ラブラブ。
三拍子揃った本作を、是非、ご一読ください!
【嫁入りからのセカンドライフ中編コンテスト応募作品】
鬼ヶ島のお姫様が従者とラブラブ結婚。ひょんな事から、トロルや獣人の暮らす異国の領主代行夫妻に収まるというお話。
ハッピーエンドは当たり前、最初も途中も全部ハッピー。「のじゃ」口調の鬼姫ヤヨイの一人称でお送りする異世界ファンタジーです。
ネタバレは避けますが、初夜の描き方に注目していただきたい!焦らされますよ。読んでいて「あー!もうまたかよw」となります。
そしてついに……です。笑えます。
地すべりに関する知見も得られるほのぼの異世界ラブファンタジーを、どうぞお楽しみ下さい!
お見合い結婚を拒否した鬼ヶ島の鬼姫さま(角小さめ・身長ちょい高・筋力イケイケ)は、イケメン従者(角小さめ・イケメン・筋力爆発級・じっと我慢の出来る男)と島を出奔して異国の地でしあわせになりました。めでたしめでたし。
と思いきや、父上や弟ぐるみのデキレースだった!?
しあわせにおなりと送り出された二人が辿り着いたのは遠い遠いイムの地。そこで、じっと我慢のできる男(ダーリン)は有能な事を助けた領主によって見出され、姫様と夫妻としてセットで領主に養子として迎え入れられる事になった。
更には二人に、ある地域をおさめてくれというのでございます。
いやもう軽快なテンポですすんでゆくこの物語、要所要所で読者全員が同じ叫びをあげつつすすんでゆきます(笑)
コメント欄込みでとんでもなく面白い。
あと、すっごい文字使いの発明があります。
私は感動いたしました。
作者さんの作品の美点としてあげられるのが、女性が読んでいて気持ちがいいことと、女性キャラクターに対する共感度と好印象値がとにかく高い事です。
あとちょいちょいぶっとんだネタで笑わせてもらえていつも元気になります。
明るく笑って元気になりたい方、ぜひぜひこちらですよー!
始まりは、鬼ヶ島から。
主人公である弥生姫は、鬼。
鬼ヶ島当主の娘として生まれた弥生姫は、婿取りして跡を継がなければならなかったのだが、どうしても相手が好きになれなかった。
そこで、従者の長月を伴って鬼ヶ島を飛び出した。
だがなんと、船は座礁して異国の地へと辿り着く。
その地で、従者長月は異国の地でとある御仁の養子になる事に。
更には姫様、長月に娶られる事になったのです。
そんな、なんやかんやで二人はあっという間に夫婦の関係に。
二人は新天地にて、領主代理の身分を与えられ、地方都市の問題に立ち向かいます。
長月は領主として、姫様は地滑り対策ギルド。
副題にもあるように、地滑りを中心に話が進んで行きます。
姫様の奮闘と、対策、思案。
奔走する姿の姫様は逞しく、流石、鬼!
そして姫様と長月の関係。
ラブコメ要素と地滑りの話が半々に進んでいく中で、なんとか二人が忙しさの合間を縫って夫婦しようとすると姿にニヤニヤする事間違いなしです!
次こそは!とついつい応援してしまうやも。
オススメです♪
災害対策のお話ですが、悲惨な描写はなく、安心してお読みいただけます。
長月さまと弥生さまの甘~い新婚生活にニヤニヤしちゃいます。
緊迫したシーンもありますが、鬼の夫妻の拳に掛かれば、どうという事はないのです!
しかし、一難去ってまた一難。弥生さまの考えが正しければ、災害があった現場で、また恐ろしい災害が起こってしまいます。でも、皆を納得させる証拠を見つけなければ、対策ギルドの設立は難しい……。弥生様は、単身捜査に乗り出します!
果たして現場で何が起っているのか、弥生さまと長月さまは初夜を迎えられるのか、目が離せません。