香坂　壱霧

これは数学のできる人が書いた好きな人にしか理解できない物語、ではない。むしろその逆。

定年間近の刑事、安西が出会ったのは、突如として夫を轢き逃げで失った、妻・三枝子。 しかし、捜査が進むにつれ次第に明らかになる、夫のとある奇妙な矛盾。 なんと、彼女が愛した筈の夫は…

ひき逃げ事件の背後に隠された闇を追う若手刑事・磯山は、捜査の過程で次々と名前と戸籍を捨てて逃亡する男「梶原」に辿り着く。 しかし、梶原がなぜ過去を捨て続けるのか、その理由は未だ謎…

いとうみこと様の俳句自主企画、第12回目でございます。 お題は『紅葉』です。 copyright©豆ははこ-2024

コンパニオンバード。 それは人間と共に、家族として暮らす鳥達。 二学期になって不登校になった優花は、伯母が入院する間、セキセイインコを預かることになったが……。

西暦二百年代初頭の地中海東岸、高原地帯。 二人きりのごろつき隊商、フェイとロン・ロン。 ある日、酒場でいわくありげな女と出会う。 深い紫の瞳、煌めく黄金の髪。 そんな彼女が抱え…

第12回　俳句でお題に挑戦「紅葉」参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093088351386618

おしどり夫婦で知れた領主夫妻。 ところが、思わぬところで心配されることに…？ 領主館に住むのは八人の家族と、彼等の生活を支える使用人達。 領主館シリーズです。

【不定期連載です】 お家で食べるおやつ。 子供達の帰宅後に。 夜、小腹が空いた時のお供に。 休日に皆で囲んで。 時には一人でこっそりと…。 そんな幸まる印のおやつを紹介させて頂き…

　ソーヤはある日、空から落ちてきた不思議なしゃべるグラスのイーデをひろう。ソーヤはイーデを助けたお礼にと、幸せになれるドリンクを出す店『カフェ・マボロシ』にまねかれるのだった。 …

いとうみこと様の俳句自主企画、11回目でございます。お題は｢初霜｣です。 copyright©️豆ははこ-2024

　カクヨムコンと同時開催であるカクヨムWeb小説短編賞には「エッセイ・ノンフィクション部門」がありまして、エッセイを募集しております。 　おそらく今年もあると思いますので、ここら…

　貧乏貴族のリリアーヌ・オラールに、突如持ちかけられた縁談。 　森の奥深くに一人で暮らす変わり者のユリウス・マイヤーと結婚すれば、マイヤー家からオラール家に、多額の結納金を支払う…

秋の夕暮れ時のちょっとした風景

島本、ルービックキューブはじめました。 現在の最速は（運がよかったので）１分１２秒。 まだまだです。 みなさんのタイムもぜひ教えてね～。

三年前、高校生の神田椿姫（かんだつばき）は、異世界に召喚されて聖女になり、既に十九歳になろうとしていた。 最初にした約束を反故にされ内心怒り心頭だが、体調不良で思うようにならない…

俳句・季節の二十句

三題噺のお題（雨・本屋・人形）で作詞に挑戦してみました。 この詩に音楽生成 AI「SUNO」が曲をつけて、実際に楽曲を作成。 聴くに堪えるであろうバージョンを公開中ですので、ご…

偽教授堕天杯によせて書きました。滑り込み失礼します。堕天ってどういうことだと思いながら書いたらこうなりました。

紛争地などを訪れ、どさくさに紛れて文化遺産などを持ち帰る「分捕り屋」の男。 今回の獲物は錬金術の奥義が書かれているという＜エメラルド・タブレット＞。 古代遺跡へ潜り込んだ彼は、そ…

まあ、そういうことなんでしょう。

短歌の秋 テーマ「濃さ」

肥前ロンズは苦悩した。 必ず、この講評を書き上げると決意した。 肥前ロンズには文章の巧拙がわからぬ。肥前ロンズは、愛犬が死んで一日で書き上げ、ろくに推敲もせずに出した。そしたら…

秘密にも色々あるけれど。 日常には、小さな秘密がそこここにあるものなのです。 那智　風太郎様の自主企画参加作品。 https://kakuyomu.jp/user_events…

いとうみこと様俳句自主企画、10回目。 今回のお題は｢読書｣でございます。 copyright©豆ははこ-2024

ガーメニー王国のリートベルク伯爵家に生まれたエリーゼ。 彼女はにんじんが嫌いで、食事中はいつも両親や使用人達を困らせていた。 そんなある日、リートベルク伯爵家のメイドであるハンナ…

幼少の頃の私は、市販の菓子に憧れていました。 それは身近にあるはずなのに届かないもので……。 犀川 よう様の自主企画参加作品です。 【既作品不可】エッセイを書きましょう2024…

領主一家の末娘エミーリエは、四歳になったばかり。 食べることが大好きなはずの彼女は、ある日突然、肉や魚を食べなくなった。 その理由とは……。 領主館に住むのは八人の家族と、彼等…

「なんでもできるね」と言われた、「何もない」少女の話

幼い頃、純真だった私の心を掴み、今も捕らえて離さない彼の話。 犀川よう様主催「【既作品不可】エッセイを書きましょう2024」に参加作品。 https://kakuyomu.jp…

俳句・季節の二十句

「血」が嫌いなかたは読まないでください。 誰かにしゃべりたいと思っていたけれど、今まで明かす機会がなかったネタです。犀川 ようさまの企画「エッセイを書きましょう2024」に便乗…

第一階層の、魂の管理者だったのに、第七階層に落ちるなんてっ！ もう、ひどいっ。あれ？ ……あの人だれ？　帝！？　きゃー、かっこいい！！！ 凛月（りる）は第一階層の魂の管理者であ…

とある機関で働いていた私は命を落とした。 目覚めたら女神っぽいなにかに、死に戻りを命じられたんだけど！？ しかも、あのスノードロップを落として来いってどういうことよ！？ 世界を…

鍵原くんが飛んだ。マンションの8階から飛んだ。鍵原くんはどんな時もぼーっとしているように見えた、その見た目はまるでカピバラだった。

私は自室に死を飼っている。中二の夏、家に帰るとベッドに死が眠っていた。

高校二年生の加賀谷将吾に、親同士の再婚で一歳違いの弟ができた。 一見すると素直でほがらかな義弟の咲哉は、子役あがりの声優。仕事をしながら通信制高校に通っている。 だが咲哉は幼い頃…

家の前の児童公園の砂場の砂山を壊すと祟られるという話。

いとうみこと様の俳句自主企画に参加をさせて頂きます。

本作品はクロノヒョウさんの自主企画 第61回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画 に参加しています。

純潔の乙女のみが触れられるという一角獣。 心を繋いだ女は、手の届かないところへ行ってしまった……。 クロノヒョウ様自主企画参加作品。 第61回「2000文字以内でお題に挑戦！」…

クロノヒョウさま自主企画、第61回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画用に書き下ろしました。 第61回目のお題は「一角獣のため息」。 今回は童話っぽいナニカで参加です。ちょっと…

引用文献 宮沢賢治 『新編 銀河鉄道の夜』 新潮文庫 1989年 159頁、217頁 カクヨムU-24杯参加のために加筆修正。

一角獣と少女。 童話のように書きました。 ５分で読めるショートショートです。 隙間時間にどうぞ。 クロノヒョウさんのお題企画参加作品です。 https://kakuyomu.j…

　他人との関わりを拒みながら、他人のぬくもりを求める人達……いや、逆かな。人のぬくもりがほしいのに、人と接するのが怖い人達……なんだか愛おしいと思わない？ 　そうかな。気持ち悪い…

　夫と別れた洋子（ようこ）の家に、今朝まで息子の吉樹（よしき）が帰省して来ていた。その吉樹もいなくなり、この昼から、洋子はまた一人だ。 　淡いシルエットになってガラスに映る自分と…

いちにいさんで、みんな並んだ。 次に落ちるのは私ですか、僕ですか、俺ですか、君ですか、あなたですか。 これはみんなみんな平等なのだ。 誰もに等しく、理不尽なのだ。

魑魅魍魎が跋扈する大正時代。 神々の血を継ぐ八十神家、神々に仕える巫覡の者・神森家は、夜な夜な戦いを繰り広げている。 十八歳の藤村咲耶は、両親の希望で家事手伝いをしながら日々を過…