柔らかな語りの中に潜む何か。それに魅かれて読み進めるうちに、胸が締めつけられるような切なさに襲われました。印象的なのが、主人公の持つたくさんの手紙。どの手紙にもそれぞれの顔があり、それぞれの思いが込められていて、少女と一緒に読み進めるうちに、この世界の現実を突きつけられます。それは、あまりにも。だからこそ、終盤の鮮やかさがくっきりと目の前に広がり、心の中に刻みつけられます。読ませていただき、ありがとうございました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(256文字)
あーーーーーーー、好き。好きです。作者様の世界観と言葉のリズムがとても好きです。後編はもうボロ泣きです。とても素晴らしい物語です。
壱単位さんだからSFでもこれが書けるのか、これがSFだから壱単位さんが書いているのか次元が交錯する感動ストーリーあなたのオーロラはきっと滲むだろう皆様、是非ご一読を!
少女は、旅にでる。それは、過酷な旅。あまりにも、過酷な、残酷な運命の旅。そして希望の旅路。そんな彼女に、さまざまな手紙が寄せられる。その手紙ひとつひとつを読んでいると……。感動で……。うるっとしてしまいます!おすすめですよ。ぜひ、ご一読を!
時折手紙を書くことがあるのですが、その時溢れている気持ちを文字にぶつけるばかりで、自分のために書いている気分になります。押し付けがましくないかと不安になりますが、やはり伝えることは大事なのだと、背中を押された心地になりました。色んなものを背負うあなたにこれだけは言わせてください。大好き!