男の台詞をひらがな表記にしてみました。(1/30)
もし、カッコの付けられていないネタを見つけられた方はご一報頂けると幸いです。
あ「さより」三刻、戦場整う午後の頃。ジープが「しゃこ」へと滑り込む。
降り立つは、このあたりでは、見ることの無い、「かれい」な「かっぱ」を羽織った娘。
常に「かつ、お」とめと囃され「あじ」を「しめ、さば」けぬ土産を夢に見る。
旅館の中には相手の老人。五郎兵衛「は、まち」くたびれて、連れ「たまご」と遊びに興じる。無茶「ぶり」さえも楽しい様子。
そしてむじょ「うに」開くド「ア、なご」む暇さえありはしない。
「さあ、もん」つき袴を身に纏う、老人がまず先手を取った。
刀を抜いて、朗々と歌う。
『倒れるいな「ほたて」ずとも 撒「かずのこ」せぬこの命 鍬を「かり ほるにあまき」香り立つ』
この技の名を、一刀「さんま」いおろしと記す。
技を繰り出すその瞬間に たまた「まグロ」「いわし」の声。
娘はハッと「ひらめ」いた。その「こ はだ」を 晒した後に、ひらりと半身を返してみせる。
死角より、襲ってくる刃を娘は待って、気を捻る。「さわら」なくとも刃が曲り、勢いを地に縫い止めた。
この技は、ボルトと「ナットう」き世止め、そんな名前で呼ばれるものよ。
さすがにこの技、「いくら」なんでも予測はできず、老人は、鋭き目を「やりいか」ようも、できぬと知って立ち尽くす。引いた半歩は恐れで「あまえ、び」「たい」ちもんも、負けぬとばかりに刀を奪い、娘の勝利で勝負は付いた。
「えんがわ」で、勝った娘は褒美をねだる。娘に甘い老人は、「とろ」けた顔で請け合った。
簪買ってとねだられて、色は何が良いのかと問う。
「あかがい」い。
答える娘は「ホタルイカ」」
合計31種類です。被り無し……のはず。