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楠 秋生さんへ (白降青地)


 レビューありがとうございます!
 何だか内容に合わせてくれたかのような文体で。

 うん、楠さんのレビューのテイストも好みですねー。
 私が書くレビューはご覧の通り、腕を見せびらかすレビューなんですけども、楠さんのレビューはそれほど尖ってはいないのですが、技術を見せていらっしゃいます。腕を示すとでも言うのでしょうか。こういうレビューを見ると、こう、対抗心が沸いてくるんですよね~。
 私はもともと好戦的な人間でして。女性が紡いで下さるような、寄ってきてくれるテイストも好きですけど、自陣を動かず技術を披露してもらえるのは嬉しいものです。やる気が出ます。
 詩を紡がれる方のようで、やはり言葉の使い方に特徴がある気がしますよ。

 もう一点、気になったところがあるんですが、楠さんはこの作品の主人公と雪を離して考えましたか?
 何となく雪を客観的にとらえたように感じるんです。移り変わる季節の見て、その変化に影響されて自分を省みる主人公といった具合ですか。
 ああ、いえ、どう読んでいただいても構いませんし、読み返してみればそう読めますし。感想に間違いは無いというのが私の持論です。
 一応、私の書いたときの認識を明かしておきましょう。私は一人称で書きますから、同調して考える事が多いんですね。なので、今回も主人公と雪を重ねてみました。雪が巡るように自分も巡っていくことで、今は不幸でもいつかまた、同じような幸せなときに会えるのだろう。幸せに還るためにも歩いて行かなければ……的な。
 雪が空を渡り海へと還り、また空へと上る。
 自分も同じようにして幸せと不幸を巡る。

 一方で楠さんは雪の下に暖かな季節が待っているのだと説いていらっしゃいます。思い出を閉じ込めていた雪が溶けて、その温かさで春の芽吹きを促す。そんな印象を受けました。
 なるほど、と。
 そうか、そういうとらえ方もあるかと。自分の作品ですが、なんだか学ばせて貰った気分になりました。こういう微妙な違いって、大切にしたいなと思います。



 いや、自分の作品を解説するほどアホなこともないですけどね。
 失礼しました。
 いいレビューをありがとうございました。

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