遅くなって申し訳ないです。
王様蛙にレビューを書いていただきありがとうございました。
ちゃんとお話まで考えてくれて。
おや、叶さんは正統派の正しいお話が好きなんですね。
帰りますか、なるほど。きっとそれはあり得る流れ。私はハッピーエンドにカウントしますよ。
自分の思いと現実を照らし合わせてけじめを付けて、再び元の場所へと帰っていく。淋しいですけど、現実的な別れ。旅の中で感情がしっかりと動くでしょうから、お話的にも面白いですね。
別れ、そして、再会。
井戸の場所を知っている黒い蛙は、その後もちょくちょく立ち寄っては、王様蛙に色んな事を教えるんでしょう。変わっていく住処、人間達の好き勝手な工事、王様と親しくなった湖の生き物たちの近況。上辺だけの付き合いじゃない、素敵な関係です。
こう考えれば、やっぱりハッピーエンド。
私は色々考えちゃいますね。
二匹で山を下っている最中に蛇に食べられてしまうお話から、二匹で仲良く湖で暮らしながら湖の王様蛙になるお話まで。
小学校の国語。使われたらいいですね。道徳なんかでもよさそう。……あれ? 今も道徳の授業ってありますよね?
国語のテストでよくある主人公の心情を書け、みたいな問題はナンセンスだと思うんですよ。そんなもの主人公にしかわからない。みんながみんな同じ考えになったら、逆に怖い気がします。
話し合って、自分の意見を言うだけで無く、意見の違う人達の考え方を理解する。批判して変えさせるのではなくて。そんな授業も必要な気がします。
世間一般も、ネットもそうですけど、広告が多いように思います。何か目的があって、相手の考えをそれ一本に絞らせるような文章が目立つ。それが当たり前になってしまえば、きっと文章の面白味はどんどん薄れていってしまう。まあ、読み手の感情をコントロールしようとする作品を書いている私が言うのも矛盾してますけどね。
カクヨムに色んな色、色んな答えを持つ作品が増えたら良いなー。私はこう思う、っていう誰かの感想を受け入れて、じゃあ私はこうって言い合える関係が増えたらいいな。
そんな事を思いました。
お読みいただきありがとうございました!