春眼 兎吉（はるまなこ ピョンきち）

男が迷い込んだ小さな村。 そこに住む人々は、容姿・性別・性格・思想・生き方など、何もかもが同じだった。 同じ人間である彼らの間に争いや格差という概念は無く、平穏な毎日を送っている…

　プルン──。 　片手でギリギリつかめそうなくらいの大きさの胸。マシュマロのような、水風船のような柔らかい男の時ではありえなかった感触。 俺、女の子だ。 【HJ小説大賞・ノ…

中国古典の代表格である「孫子」を現代風表現を大いに交えて「超訳」してみました。 古典の翻訳というのは、時代が時代だけに、また翻訳する人が古典の忠実な表現に拘泥する分、読みにくいも…

　文字通り「カクヨムを使い始めて思うこと」を、つらつらと書き綴っていきます。 　エッセイですから、順番に読む必要はありません。最初の方は飛ばして、どうぞ興味のある記事からお読みく…

大好きだった貴女へ。 出会ってくれて、愛してくれて、ありがとう。 貴女と出会い、そして夢を追った場所に、この物語を捧げます。

物語を考えるとき、どの『ジャンル』にするべきか悩んだことないですか？

　可愛い従姉妹の音羽（おとは）琴（こと）ちゃんを事故から庇って昏睡状態になり。私、音瀬（おとせ）小絃（こいと）が次に目を覚ましたのは……１０年の時が過ぎた世界だった。 　１０年経…

冒険家である僕が訪れた町には、「繭の女」という伝承があった。その伝承によれば、繭の女は笛の音で人を魅了し、己の下に誘い込んで食らうのだという。 町の人々の話に興味を持った僕は、繭…

私、アルタ。ヘルガに恋をする、正真正銘の乙女よ。巷では「最強竜騎士」なんて言われるけど、彼とのラブコメが最優先なんだから！　邪魔するやつは……、問答無用で叩き潰すわよ？ ＜追記…

「のんちゃん」と「僕」のちょっとした日々を書いていきます。

僕、工藤透は、なぜか周りから家事力が高いと誤解されている。いや、家事力ならまだしも、最近は女子力が高いと言われるしまつ。 ある日、クラスメイトの宮部さんからケーキの作り方を教え…

「絶対に辞めてやるわ」 聖女として多くの信徒を癒してきたアンリ。 しかし金儲けしか興味のない神殿と傲慢な患者たちに嫌気がさし、聖女を辞める決意を固める。 だが神殿長に退殿を申し出…

「先輩、好きです。私のセフレになってください」 「……は？」 　放課後の屋上。俺は人生で初めて告白された。一つ後輩の美少女・三月凛から。 「も、もしかして俺の聞き間違えか？」 「…

性癖：何かのきっかけで垣間見える人間の狂気がぞっくぞくする。

さまざまな情報が錯そうしているコロナの予防接種。 でも、テレビには怖い事しか取り扱われないけど、本当のところはどうなのさっ！ という訳で、いち早く医療関係者ということで２回の予…

　城のような屋敷で暮らす独身貴族のところに、ある日、一人の女性がやってきた。記憶喪失で自分が誰だかわからず、屋敷の前で倒れていたという。 　彼の屋敷で暮らすことになった彼女。やが…

病弱な青年ビャクヤは点滴を受けに病院にいたはず……だった。 突然、砂浜に転移した彼は混乱するものの、自分が健康体になっていることが分かる。 ここは絶海の孤島で、小屋と井戸があった…

慶介とは保育園からの腐れ縁だ。いつも隣にいるのが当たり前で、喧嘩をしあったり、一緒にお風呂だって入ったこともある。いつだって二人は隣にいるのが当たり前だった。 でも高校二年生にな…

　西暦2050年、日本は新たな年号の年を迎えていた。そんな中、生活調査のため一軒の家を訪れた地方公務員の古田維静は、そこで不思議な雰囲気の男性と出会う。 　会話主体の短編エッセ…

中学生の孫と思い込みの激しい祖父の軽快な掛け合いによる、お気楽おふざけストーリー。クスッとした笑いの中にちょっとした皮肉を織りまぜた、そんな物語です。

お掃除ロボットルンバが山で野生化してしまった。 人間たちはかつての相棒を駆除すべくあれこれ手を尽くす。 しかし、ルンバはすでにどうこうできるレベルじゃなかった。 ↓前回の投…

カクヨムには高校生や初心者が書いた小説でも 人気作になれる「仕組み」がある。 さらにその人気作には法則があり、 それに私が見つけたフォローが増える技術、 タイトルやキャッチコ…

学校でのイジメが原因で病院に入院した少年、秋人は入院先でヤンキーの虎太郎と知り合う。 住む世界の違う二人が共通の音楽を好きだと知り意気投合。 そんな中で虎太郎が恋をした相手は普通…

カクヨムコン6に参加しての、赤裸々な、私的記録。 その海は思ったより、広くて、深くて、しょっぱくて。 でも参加したことに後悔は無くて。 だからこそ、こんな感じだったよー、と記録を…

食欲、性欲、睡眠欲… 人間の三大欲求… それとは別の何か… 四番目の欲求こそが最大の欲求なのかも知れない…

少女クミはわけも分からずいきなり「ゴブリンの代わりに変態生物ノライヌがうろついている異世界」に放り出されている自分を発見した。自分が日本人であることと名前が多分クミであること以外…

男子高校生“湊”はインドア陰キャ。 クラスメイトの“葉月”は、リア充陽キャ。 正反対でありながら、毎日遊び回るうちに親友となった二人。 あるとき、湊が土下座して「一度でいいからヤ…

鈴の音色が物語を奏でる。 自転車のキーホルダー、祭り囃子、猫の首輪… 鈴の音色がきこえるオムニバス作品。

　挫折し、書くことから逃げた晴一と、彼のweb純文学の心底のファン「ポテチの森」。 　葛藤を乗り越え、三年振りに小説を書き、アップした晴一。 　そんな彼の前に「ポテチの森」本人が…

　あと数日で今年が終わろうとしている日の深夜、1人暮らしをしている僕の家に去年卒業したはずの演劇サークルの女性の先輩が遊びに来る。 　３万字以下の短編小説です。

女騎士ノミホ・ディモ・ジュースノーム（20）は王命を受け、ダンジョンの攻略に挑む。 だが、ノミホの屈強なる精神力を見込まれて赴いた先は、 すえた吐瀉物と濃いアルコールの臭いが立ち…

俺たちは魔王を殺して姫を救出した。そして世界に平和が訪れた。 しかし後日、魔王軍の残党からとんでもない事実を耳にする。 「魔王はその命が終わるとき、半径３０メートル以内にいる者…

noteにて投稿した作品です。中高生時代の友人が私と仲良く厨二病を患っていたころに中三の時に書いた長編小説のリメイク……をひとまず予告風の物語にしてみました。 公開は未定ですし、…

Web小説マガジンCobaltさん主催の短編小説新人賞に応募させていただいた作品です。今まで何度か自分の作品を賞に応募しようとして毎回断念していたのですが、この作品でついに挑むこ…

noteにて投稿した初作品です。

生命が誕生してから何度も繰り返されてきた「大絶滅」。この大絶滅には、その時代の生と死を司る「ときを継ぐ者」が関わっていた。1000年ごとに繰り返される魔獣との戦いに打ち勝った「と…

20XX年、地球は宇宙人の襲来によって焼き尽くされようとしていた。 そんな中、地球の未来のため、○○な男が、遂行する作戦とは――？ KAC20217「21回目」参加作品

5分で読書シリーズ『通学路、振り返るとそこにいる』（ホラー）大賞を受賞しました！ ※書籍版は改稿してます。 小学校の通学路にある柳の木。 涙雨降る真夜中、そこには死者が現れると…

概ね、ヒトは誰しも独りで生まれて一人で死んでいく生き物だ。 ひとりぼっちで道なき道を歩むなか、 ひょんな出会いと問答をふっかけられたなら、 あなたは何と答えるだろう。 どう振る…

　24歳になる会社員、遠野悟は、うつ病のために半年間の休職を余儀なくされていた。家にこもり、変化のない生活を繰り返しているうちに彼の心労は次第に回復していくが、復職のことを考え始…

どうか忘れないで。 私たちはあなた無しでは生きられない。

美咲町を誰よりも愛する男、天音純は町の平和のために駄菓子屋で探偵をやっていた。１年前、とある両親の依頼であずかることになった潤羽水。様々な事件に遭遇するたびに浮かび上がる強大な犯…

テキトーにつらつら。 基本明るい内容です。たまに詩じゃないようなものもあるかもしれません。自信作は少ししたら一番上にあげがち。更新は気まぐれです。

SFです 花金参加作品

俺には誰にも言えない秘密がある。 それは親友の妹を官能小説のヒロインのモデルにしていることだ。 こんなことが本人にバレたら間違いなく軽蔑されるに違いない けどちょっと待てよ。…

夕暮れの帰り道を、母親と息子は歩いていた。息子は社会からずれていた。息子は社会と食い違っていた。息子には線が理解できなかった。

主人公である開摺凌は無機質な部屋に、美少女と共に閉じ込められてしまう。 部屋から出るには「S○Xしないと出られない」という。この部屋に閉じ込められたのはなぜなのか。そして、部屋の…

十六歳の若さで死んだ高校生、千夜 智太は 神の恩寵により、コウメ太夫のネタで笑わせた相手を即死させる能力を得て、異世界へと転生する。 では、ここでコウメ太夫のネタについて説明しよ…