読んでいると、謎の背徳感が出てきて興奮します
決して、悪いことをしているはずじゃないのに
なのに、何故だろう
変な、エキスみたいなのが、体から溢れ出ている気がするんですよね
それから、性癖の改造
この作品、最も悪質なのは
文章が丁寧なことで
丁寧に、丁寧に書いていて
どんどん進めますし、そしてアドレナリンかドーパミンかわかりませんが
ドバドバ出ます
そして、いつの間にか、新たな道を...
R18に擦れ擦れな感覚ですが
実際、そこまでエロ全開じゃなく
作品として、美しいのが
ヤバい
それから、清楚な感じのヒロインの口からでる
衝撃の言葉がゾクゾクします
様々な作品の清楚ヒロインは、イメージと違う→がっかり
一方、この作品のヒロイン、イメージと違う→やったね
みたいな喜びががあります
冒頭を読んでしまうと、いつの間にか麻薬のような中毒性で
知らない間に、読み進めています
気持ちいい!そんな展開ではなく
どちらかといえば、ねっとりとした感じに近いです
だけど、いい
それが、いい
タイトルで、もじもじして、見ない
そんなのもったいない
一度、読んでみましょう
気づかぬ間に、物語が進んでいきます
そんなこの作品を、おすすめします
現実世界では唾棄される存在。
それが変態。
しかし、アニメ・ラノベといったサブカルチャーの世界で圧倒的な存在感を放っているのは変態キャラではないだろうか?
どこまでも欲望に忠実で自由な彼ら/彼女らは主人公に引けを取らない人気を博してさえいる。
この作品には変態しか登場しない。
初めはそうでなくても、ストーリーが進むにつれ、うちに秘めた性癖を解放し始める。
あたかも、読者たちにうちに秘めた性癖を解放し、変態になってもいいというメッセージのようにも読める。
各話のコメントには、カクヨムの他作品の数倍のコメントが寄せられている。読者もうちに秘めた性癖を解放しているのだ。
登場人物と読者たちの解放の行き着く先は…作者にもわからないだろう。
主人公が自ら書いている官能小説のモデルとしている友人の妹のスマホに、自分の書いている小説が……。
そんなアカ~~~ンやってもうてるんちゃう的導入から始まる、この小説。
もう、怒濤の展開です。
他のレビューされている方も書いてますが、ほんと、登場人物、変態ばっかり!!
だがそこがいいんです!!
ちなみに変態と書きましたが、私的には、この変態は俗にいうエロ的変態ではなく、江戸川乱歩の短編集を読むと登場するような、あっち系の変態に似てるかな……と。
そして、そんな変態と変態が織り成し奏でのは、流れるような変態的な音律。(←なに言ってんだコイツ)
それは、まさに狂想曲。
ですが、なにより、安易なシチュエーションや性描写には頼らずに、あくまで展開でどこまでも魅了する凄みがあって、スクロールする指が止まらなくなる文章の上手さと読みやすさがあるのが特徴だと思います。
とにかく面白くて、おいこれ次どうなってしまうんだ……という、ちょっとした中毒性すら感じさせる、とんでもない作品です。