神崎あきら

一家で、引っ越しのための住宅内部見学にいったときの話。 あの家、あの土地で、いったい、何があったんだろうか……。 KAC2024 第2回、お題「住宅の内見」参加作品です。

孤独な病床にて苦しむ私のもとへ、過去に自殺したはずの元同僚が姿を現した……

主人公、高橋は、就職先が決まって、部屋を探していた。沢山不動産屋を周ったが、都心近くとあって、なかなか予算内の物件が見つからない。 探し疲れてきたときに、「最後！」と決めて訪れた…

昔々、群馬県高山村という山奥に、とあるお城が運ばれてきました。 お城の名前は「ロックハート城」。かつて英国スコットランドに実在していた本物のお城です。 お城の大移動と一緒に、ひ…

彼に言わせれば、その部屋にはいくつか難点がある。

そも俺は聞くまでもなく、この部屋のことをよく知っている。

KAC20242の２本目。 心霊現象の起きる事故物件を紹介する不動産スタッフの男の日常業務です。 長編『ゴーストハウス・スイーパーズ』の前日譚。

「夏休み」から始まる、群馬県、伊香保温泉石段街での怪異。『SARF×カクヨム 短編こわ～い話コンテスト』大賞を頂きました。ありがとうございます。

不動産屋を営む柏木と、ソレにまつわる怪異の記録。 腹痛さんシリーズ。 https://kakuyomu.jp/works/16817139555499753150

側溝に設置してある、格子状の溝蓋。 視線を落とした時、万が一にもそちら側から見返してくる視線があったらおっかないなぁ、というお話です。 推敲済み

【SARF×カクヨム 短編こわ～い話コンテストで優秀賞をいただきました】 誰かが水たまりを踏んだような音が聞こえる。 でも、辺りを見まわしても誰もいない。 不思議に思っている…

深夜のラジオで、ゲリラ的に放送されていた『白洲コウセイのぶっかけラジオ』をご存じでしょうか？ どうしても、その放送がもう一度聴きたくて、その放送の動画や音声ファイルを探しています…

　最北の都市、札幌。都市としての歴史は比較的新しいながらも、７番目に制定された政令指定都市であり、現在も人口２００万人近く、全国、全世界においても有数の大都市である。 　そんな大…

「夏休み」から始まる、埼玉県、吉見百穴での怪異。

おとぎ話で、だれもが聞いたことのあるだろう、何でも出てくる『打出の小槌』。 阪神地方の一角に、その名を冠した、ひっそりとして、すこしお洒落な町がある。 そんな地名に惹かれたのか、…

人魚の肉を喰らった永遠の青年に、晴子は看取られる。 そして、出会いと別れの歴史の中に、やはり晴子は刻まれる。 追記 後日談……と言いましょうか、スピンオフみたいなものを書きまし…

SARF×カクヨム 短編こわ～い話コンテスト優秀賞受賞作。 【千葉県柏市（JR柏駅・駅前商店街） × ホラー】 祖父が車で駅に迎えに来てくれるまでの時間つぶしに、フラっと訪れた「…

地球に迫る侵略者の船。 人類がこの危難から逃れる術があるのか。

無職になり、学生時代を思い出して訪れた異国の地で車に跳ね飛ばされた男。目が覚めたとき、鏡に映った自分は知らない若い男（イケメン）になっていた。 聞いたところ、ここは唐の都、「彼（…

イラストレーターの長崎祐子です。 私の出身地である宮古島の神話・伝説は、魅力的なエピソードが多く、軽くまとめて紹介しました。 このエッセイをきっかけに興味を持って下さると嬉しいで…

佐和子はバレンタインデーが嫌いだった。 友達もおらず孤独だった中学一年生のころ、チョコをあげる相手は父親しかいなかった。 そんな佐和子に起きた、とある出来事とは。

熱帯・東南アジア某国の生活をネタにしたヘボな俳句だか川柳とその背景についてぼやくエッセイ集。（ただし爬虫類・両生類・昆虫その他の節足動物が苦手な方は閲覧注意⚠️。ブラウザバックを…

アマチュア無線ってご存じですか？ インターネットやスマホが普及する以前、若者の間で流行った通信手段があったのです。 若い頃、私が高い山へ登って無線で遊んでいたときの逸話を綴って…

高校生・久津野春樹は叫んだ。古文の知識は役に立たないと。春樹はその日、スマホを学校に置いて帰ってしまう。 たかがスマホを忘れただけ。その行動が悲劇を起こすことを、春樹はまだ知ら…

意外と知られていないのですが、カクヨムのコンテストランキングは読者選考の状況を表していません。 なぜなら公開日の新しい作品ほど上位にくる通常のランキングロジックをそのまま流用して…

私たち弦楽カルテットが老人ホームの慰問演奏で 出会った不思議な柴犬のお話。 お題に合わせて、エモに寄せてみました。 【三題噺 #33】「コーヒー」「魂」「再会」に参加していま…

紋に描かれた絵とはいえど、両者の軋轢の噴き出し口としては十分。 しかしながら、その図が、実在したときは？ 柴田恭太朗様主催の『カクヨムに三題噺を復活させよう！プロジェクト　#50…

「私」は美しい孫が生まれてほしいと期待を込める。祈願した山口県の寺には、楊貴妃の墓があった。

時は宋代、1082年。 長江流域の田舎「黄州」に、豚肉を商う少年がいた。 だが当時の中国では、豚肉は安価な平民の食べ物だった。 市場で豚肉を売る少年のところには、初老の男性がい…

　第一章　湧水と変身、古代ローマ 　フェリス・ツェニーの由来……彼は義父の倒錯した愛情に反発し、家出同然のていでとある彫刻家へ弟子入りした。しかし、師匠の本質を知って幻滅し放浪…

葉月と夏織は、昔からの親友。 特に夏織は男子から人気があるからか、何度もデートに誘われ、それを葉月に相談し――うまくいなかいことばかりだった。 そして今日もまた、いつもどおりファ…

「後悔の釣り堀」というお店があります。 　その釣り堀は、夏の間にだけ開く釣り堀です。地元ではちょっとした有名店。 　なぜなら、その釣り堀で釣れるのが魚ではないからです。 　店名の…

帝はある悪夢に悩まされていた。 その夢に隠された秘密を空海、橘逸勢、小野篁が解き明かす。 平安時代 × ダークファンタジー。 関連小説コレクション https://kakuyo…

最愛の妻を失い、失意に暮れる男が思い出したとある呪いの噂。 曰く、死人の頭蓋骨の中を土で満たし、小豆の種を植えておくと、真夜中に言葉を発するようになるという。 ◆『格致镜原』…

女子高生の私は詰んでいた。理系嫌いが高じて授業をサボりまくったおかげで単位が危ないと宣告されたのだ。教師は言った。「レポートで救済しよう」。そこで資料にと手にしたのが、その後「ニ…

【お知らせ】 カクヨムコン9のエッセイ・ノンフィクション部門にて、短編特別賞を受賞いたしました。 二〇二四年一月二十五日。 うちの犬が死にました。 うちの犬の話を聞いてください…

わたしはその男を見ていた。 ビルの屋上で煙草を吹かしながら。 本作品は、クロノヒョウさんの自主企画 『「お題でカクコン挑戦」企画』 に参加するために書き下ろしたものです。 ル…

月が消えた夜。 終末論により、最終戦争という名のテロを起こそうと企む宗教団体の教祖。 それを阻むべく、派遣される警察庁特別捜査官たち。 そこに待っていたものとは……。 本作品は…

すべての子どもが先生に敬意を払ってくれるとは限りません。心ない言葉を容赦なく吐かれ、満足のいく授業ができるのは年に数回。そんな割に合わない職場で起きる、実話です。

２１世紀になって既に２３年が経つ。 「ホモ・サピエンス」の愚行は留まる事をしらず、 地球の生態系やそこに生きる他の生物の命は危機に瀕している。 絶滅した種も数知れず。 今、何を…

そろそろ半世紀生きてるってのに、いまだにわからないんですよ。 自分が何者なのか。 ※幼少時から今に至るまで、筆者の黒歴史をひたすら書き連ねた文です ※ほんとうに黒歴史なので…

埋めたのは父さんだよ。

知る人ぞ知る、一部で人気のシリーズ第四弾。トルコ編、ブラジル編、マレーシア編と来て、今回はチェコ。 中欧の、あまりメジャーではない国（失礼）ですが、その歴史・文化は奥深く、首都プ…

いまだ痛みの治まらない左頬に触れてみる。熱くなった肌をそっと指先でなぞる。やっぱり腫れている。冷やさなきゃ、そう思ったけど冷凍庫に氷は残ってないはずだ。それに何よりも、疲れ切った…

警察庁特別捜査官である久我総は、特殊な能力を使って捜査を行う。 そんな久我には、取り調べに立ち会わせてもらえない理由があった。 本作品は、カクヨムコン企画『短編賞創作フェス』に…

村の存亡の危機にイカヅチはカブラギと共に海に出る。 ＊＊＊＊＊ 小説家になろうの【習作】描写力アップを目指そう企画（http://ncode.syosetu.com/n998…

深い水底に沈んだ遊園地。 今もなお稼働する巨大観覧車の動きを止めるため、僕はひとり深海に向かう。 ◆偽教授天摩杯にてグランプリ頂きました。

沖縄のとある島にて。 穏やかな浜で、ツアーガイドと共にシーカヤックをしていて遭難しかけた、実話。エッセイです。 私を含め、登場人物名は仮名です。 ４話完結。

向かってくる暴走トラック！ 待っているのは「最強としての異世界転生」！ どごぉん！ 「ふぅ、危機一髪でしたねぇ」 そんな山田太郎（コンビニ店員）を拳で邪魔してくるのは、金髪碧…

旧友に誘われて出掛けた、リゾートというには寂れた雰囲気の海辺。ホテルの宿泊客には土曜の夜にだけ特別な“お楽しみ”がある。但し、新月の晩を除く。異様なナイトアクアリウム探訪がもたら…