こちらのエッセイは、作者さまが飼われていた愛犬との日々が綴られています。
そんな日々は、その一匹の命が空へ旅立つまで描かれています。
ラストは涙無しでは読めませんでした。
恐らく、リアルタイムで綴られている部分も多く、作者さまの想いと、言葉のひとつひとつがすぐそこにあって、とても胸に刺さります。
ただ毎日を生きること、その淡々とした日々に、どうしようもなく虚しくなる時もある。
己自身に価値を感じない、そんな感情を払拭してくれるような、素晴らしいエッセイでした。
生と死の狭間にある掛け替えのない幸せな日々を、ぜひ体感してもらいたいです。
読ませてくれてありがとう!!!!!
「受賞おめでとうございます!!!」から始めようと思ってましたが、まず伝えたいのはこっちです。
むせび泣いてしまって、数日置かないとレビューできませんでした。。。
こちらのエッセイ、フランスちゃんへの深い感謝と、どうか今も幸せであれという祈りが、全文通して溢れています。
ただひたすら愛しかないです。
最良の飼い主じゃなかった、もっとああするべきだったと後悔されていたりもするのですが、愛犬の一挙手一投足に気を配り、表情や尻尾の動きを見逃さず、久々に走ったりしたら夜の住宅地で快哉を叫んだりする、特大の愛が描かれています。
とあるワンちゃんと飼い主の物語です。
でもその必死でまっすぐな愛は、見送った経験を持つ全ての人にぶっ刺さります。
コメントやレビューに「うちのこを思い出しました」というお声をお見かけしますが、わたしも最愛の猫のことを思い出しました…。
苦しくも愛に溢れたエッセイを通して、10年前に旅立ったあの子に久しぶりに会えた気がします。
静かな語り口ですが、きっと魂を削るようにして執筆されたこととお見受けします。私なら泣きすぎて目が取れてると思いながら読みましたので。。
書き上げられた偉大な愛と精神力を、心から尊敬します。
尊いものを読ませてくださりありがとうございました。フランスちゃんと作者先生ファミリーが幸せでありますように!!
ひとまずワンちゃんに対しお悔やみ申し上げます。
恐れ多くも自分語りさせていただきますと、私も去年の11月に親父を亡くしたばかりなのですが作者様と違いこちらは最期を看取ることが叶いませんでした。
実の父親としてはあまり尊敬もしていませんでしたが、仕方ないとはいえ親不孝なことをしてしまったと今でも思ってなりません。それと比べれば作者様は実に献身的で愛に溢れており結果として無事に最期をその胸の中に抱きかかえられたので、その家族孝行さが文章を通じて伝わってきます。
「とてもよく頑張りました。あなた達は偉い!」と、稚拙ですが作者様そしてワンちゃんに対して励ましの言葉を送らせていただく次第です。素敵なエッセイをどうもありがとうございました。