夢と現と非科学的な宗教世界とを行ったり来たり、また行ったり来たりしますが、その絡み合いをちぐはぐでなく綺麗に描けるからこそ、リアリティがあって怖いし、技術だなあと思いました。舞台設定、世界観、キャラクター、それを表現する文章の技術まですべて高クオリティです。睡眠は死の疑似体験で、だから子どもは怖くて泣くんだと聞いたことがあります。どこまで本当かわかりませんが、そんなことを思い出しました。