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48

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  • 終了

企画内容


「会話シーン——それは、小説にとってはなくてはならない重要な要素っスよね」
「あ、こっちも会話で進めるんだ」
「だけど、会話のセリフ回しって、実際、かなりセンスが問われる部分だと思うんス」
「あぁ、まあね」
「そりゃあ、『小説の面白さってなに?』と問われれば、色々と他に挙げるべき要素はあるっスよ? ——ストーリー、キャラクター、設定、世界観……確かに、会話うんぬんよりその辺の方が重要と言われたら、それは反論できないっス」
「まあ、それらに比べたら、会話なんてオマケでしょ」
「オマエはなんてことを言うんスか! そんなことないっス! それこそキャラクター小説とかなら、むしろ会話こそが主役と言っても過言じゃないっスからね!」
「じゃあ、今回はそういうジャンルの小説を募集するってこと?」
「いや、別に、ジャンルに制限は設けないっス。オールジャンルOKっス」
「ふぅん、ジャンルはなんでもいいんだ」
「そうっス。他も特に条件はないっス。長編でも短編でもオッケーっス。参加条件については、“会話シーンには力を入れている”とか、“セリフ回しには自信がある”とか、“掛け合いの自然さでは俺の右に出るやつはいねぇ”とか、——まあとにかく、『会話シーンにはこだわってるから読んでほしい!』って小説に参加して欲しいってことっス」
「まあ……小説の会話って、なんか堅いというか、棒読み感あるっていうか、そんな風なアレもけっこうあるからね」
「難しいんスよ、その辺は! 小説はマンガと違って表情もなければ、アニメや実写と違って声も無いっス! 全部を文字だけで表現しなきゃいけないんスよ? そりゃあ、不自然だったり棒読みに感じるのも仕方ないってもんっス」
「そこをなんとか工夫して伝えるのが、作者の腕の見せどころなんじゃないの?」
「……いや、まあ、そうっスけど。——ま、まあ、だから、今回はその辺に自信のある作品を集めようって、そういうことっスよ!」
「なるほどね、ようやく理解できたわ」
「……ようやくっスか? 理解が遅いっスよ……」
「いや、だって、説明も全部会話なもんだから、分かりづらいのよ。……やっぱり、会話だけじゃダメね。地の文も必要なんだわ」
「そりゃ、確かに地の文がないと、会話だけじゃ小説は成り立たないっスけど……」
地の文「呼んだ?」

そこで彼女は、いきなり乱入してきた何者かに気がついたのだった。

「——って、なんスかコイツ!? どっから出てきやがったんスか?!」
「ちょっと、アンタ——」
「おお、オマエからも言ってくれっス!」
「——アンタ、地の文のクセに、なに一丁前にセリフ喋ってんのよ、紛らわしいことしないで」
地の文「う、うっす、スミマセン……。——あ、じゃ、なくて」

悪いことをした——と、地の文は思ったのだった。

「もうワケ分かんないっス……」
「会話だけでやってみようとか、考えるのがそもそも悪いのよ」
「それは企画主に言ってくれっス……」
「どうでもいいけど、アンタって女だったのね。ずっとセリフしかなかったから分からなかったわ」
「別に、性別なんてどうでもいいっス」
「どうでもよくはないわよ!!」
「うぇっ、なんなんスか、いきなり大声出して……」
「性別は重要な要素でしょうが。……ちなみに私も、女の子だから」
「だから……なんなんスか?」

ちなみに、企画主は百合が好きなので、百合要素のある小説は積極的に読みにいく所存である——と、まあ、そういうことなのである。

「ああ、そういうことっスか……」
「会話は二人でするものなんだから、相手は重要ってことよ」
「もうそれが締めでいいっスよ……」

最後に、せっかくだから、こんなアレな企画文を書いた企画主の小説もここで紹介しておくのであります。

「ちゃっかりしてるっス」
「そう、宣伝も重要よね」

小説リンク
https://kakuyomu.jp/works/16817330648756388638

「第1話から一話丸ごとほぼ会話オンリーって感じの小説だから、読む際は注意するっス」
「イカれてるわね」

——それでは皆さまのご参加、お待ちしております(*^ω^*)

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「「会話シーンに自信のある小説、募集するっス!」「え、ここも会話なの?」」を選択してください。

運営より

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主催者

「終末・ゾンビ・怪獣」「異世界ギャル冒険者」「百合」——これらの単語にピンときた人は、是非とも手前の小説を覗いていってくだせぇ(*・ω・)ノ あ、ども、空夜風(そよかぜ)と申します。(^-^)/…もっと見る

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