「SFミステリー カクヨムオンリー」を含む小説

二人称視点の小説です。 ●あらすじ 吉永登（よしながのぼる）は、ある日、『君になる夢』という小説を読んでいた。 この作品は、永野よるという頭のおかしいシナリオライターが書いた…

あの日から、６年８ヶ月と１６日。“世界が終わる”ほんの少し前。 「またどこかで逢えたら——君の名前、教えてね。——じゃあね。ばいばい。」 この言葉の在処を探す青年をつづる、旅の物…

※この小説には性描写並びに、過激な表現を含みます。 魔術師は言う、どんな死体の裏側にも必ず影がそこにある と

肺の凍てつく冬の頃、病が回復に向かっていたはずの妻が自殺した。よく嘘をつく彼女が彼に放った最後の言葉の真偽を解明し自殺の謎を解くことができるのか？人を真似ることが可能なTETOと…

僕は普通の小学生でした。 その日は学校行事の遠足で、気になる子がいて、班長を任されて、少し誇らしげな気分でした。 でも――凶悪なミニワゴンが僕に襲い掛かります。 そして僕は命を…

雷が生き物になり、雷様になった。 落ちた雷様に、バラバラにされるか、乗っ取られるか、へそを取られるか。 それは、雷様の気分次第。 雷様にへそを取られると、怪奇現象が起こる。 そ…

冴えない男、僕。ある日、目を覚ますと、絶世の美女・愛染刹那に恋をしていた。 しかし、それは「恋愛回路移植チップ」によるものだった…。

辺境の集落「大神村」に迷い込んだ二人の青年。 村人達は厳しい掟のもとで細々と暮らしていたのが、二人の来訪がきっかけとなり――。 ※この作品はフィクションです。 ※本作品に登場…

人間の目玉に羽根が生えていたんです……

　自動車産業の盛んな日本有数の工業都市、栗栖市。 　その華やかな主要中心部から寂れに寂れた南部にかけての一帯を占める街、帝苑町。 　そんな煌びやかな鉄とうらぶれた鉄で構成された…

なぜそこにぽっかり空いているのだろうかと素朴な疑問を禁じ得ない（作者だけかも知れぬ）そんな空き地の話。隕石やUFOやそんなことを書いたり書かなかったり。SFっぽくミステリーっぽく…

ショートショートとして面白いと思えるアイデアが浮かんだら書いていきます。なので不定期です。 読んでもらえるだけでも嬉しいですが、レビューや応援してくださった方には、『良いことが…

　中学入学の日を迎え、期待や不安を持ちつつ、平穏無事な生活を願って初登校した。俺はクラス発表の掲示板前でおかしな同級生と出会った。開口一番、空に向かって「私は月から来た！」と難解…

私は月に生まれた 月に人は私しかいない トトおじさんは優しい 私たちは親子のようだった ある日、核戦争で滅亡寸前の地球から箱が届いた 中には地球生命の種が入っていた 冷凍された精…

九十九神に反物質的な作用が発見された。 それを用いて科学的に発展した世紀末の日本では、まだなお律令制が続いていた。 関東平野に遷都された帝都にて、人の姿をした九十九神が夜を騒が…

　記憶保管所・標本管理室。 　そこは過去の人々の大切な記憶を永遠に保存する特別な施設。 　標本管理人の春瀬時織は、ある日、異常な記憶標本を発見する。その標本の持ち主は――未来の自…

愛知県に住む高校2年生の雅巳純武《まさみ　じゅんぶ》は、外傷の無い脳損傷で急死するというニュースを観て、ある既視感を抱く。全国で5件起きたこれらは、警察は事件性が無いと判断した。…

【2,000PV突破】すべての人間的なものに捧げる、ハードボイルドSFミステリー 雪に閉ざされ、荒廃した都市、エフ。 朽ち果てたビルは傾き、樹木は枯れ果て、灰色の荒涼とした風景…

―リプロダクション イラ320年。 　幽霊と共に、火星の空を翔ぶ男の物語

僕はある日、『地獄の土』を手に入れた。 それを箱に詰めればミニチュアの地獄が作れる。 そして更に気づいてしまった、地獄の土に別の土を混ぜ込むと、新しい地獄が作り出せる。 腐葉土…