「短編賞創作フェス」を含む小説

〝敵対者の骨を抜き取る〟という絶技を会得した美貌の麗人・楊は、師父の下を離れ旅に出る。 　世はまさに乱世、楊の美貌に群がる賊徒たちを、その異端なる武術で撃退し、旅を続けていた折。…

勉強ばかりの地味な特待生・黒川陸冬（くろかわりく）は、クラスで浮いた存在の美貌のギャル・白山夏空（しろやまそら）に教えを乞われる。 嫌味なく、真っ直ぐ彼女を受け止める陸冬と、留年…

戸沢雪亜は、リア充の中学一年生。 クラスメートで彼氏の相馬冬樹は、雪亜のことを誰よりも愛していた。 そんなある日、冬樹の父の海外赴任が急遽決まり、二人はお互いの愛を信じていなが…

お題で執筆!! 短編創作フェス　第４弾 「帰る」で書いた短編です。ファンタジー？です。

海賊団を追放され、樽の中で手足をロープで縛られた状態で海に流された「黒ひげ」は、とある砂浜で賞金稼ぎを生業とする男と出会い、助けを乞う。 ギャンブル好きでもある「賞金稼ぎ」は、樽…

被害者の茅森美智代が遺した謎のダイイングメッセージ。彼女は近くにあった“カタカナパネル”というオモチャの中から、『ス』と『タ』と『ー』と『ト』だけを拾って脇に抱えていた。 『ス…

私の住んでいる街には地域猫の「たまり場」があって――娘と散歩しに行った時のお話。

慶長5年10月1日、石田三成、斬首。 その首は三条河原に晒されていた……まるで「捨てられた」かのように。 やがて日が経ち、骨が見えるまでになったその首を弔わんと――あらわれた僧侶…

生まれ育ちが東京の私は、結婚のために岡山県に引っ越して七年目。ちょっとした言葉の違いを楽しんだり、たまに生まれ故郷の蕎麦が恋しくなったり。 だけど東京も岡山も、私の愛する居場所で…

創作フェス　第三回 テーマは「秘密」 子供の頃、男三人、女一人の仲良し四人組だった僕ら。 僕らはみんな彼女の事が好きだったけれど、彼女の答えはいつも「ひみつ」だった。 そして…

人生という交差点で出会った人々とそれによる感情と考え方の変化

奇怪な骨の大蛇に追われていた大翔を助けたのは喋る蛇で、しかも妹を自称していた。

目が覚めると、目の前にあったのは青い薔薇だった。

脳筋陰陽師がモテたい雪女を（物理的に）モテモテな雪女にする話

10年前、15歳の伯爵令息ルーファスは、資金を目的に10歳の平民シャーロットと婚姻を結んだ。政略かつ白い結婚ではあったが、穏やかに愛を育み、聡明なシャーロットの助けで財政も立て直…

今年もこの季節がやって参りました。というわけで、今回も最低文字数４００文字の文章を、２０文字×２０文字のキャンパスとして、本編とは別の「お題に沿った何か」を描きました。 ※20…

　男の子が乗る武器型ロボット・サハスを、女の子が乗る巨大人型ロボット・ラーラが振り回して戦う、そんな世界のお話。 　いまいち上手く戦えていないコウとリンのパイロットバディ。それも…

人が羽をつけて移動するようになった日本。 バスも電車も廃線した山間の家に一人で住む美鈴の元へ、遭難と助けを求める手紙が届く。 この山に一番詳しいのは、美鈴だ。 食料、飲み物…

慶長二十年五月。大坂の役（大坂の陣）の夏の陣が始まった。将軍家兵法指南役・柳生宗矩は、同じく警固役の「九州の鶚鷹（みさご）」 立花宗茂と共に、将軍・徳川秀忠につき従って岡山口に来…