かぎしっぽは気まぐれ屋

　シチュエーションから雰囲気から、何もかも最高でした。

　社のある公園。そこに娘を連れて散歩に出かける。小説の自作の構想などをそこでのんびりと練ろうとする。

　このシチュエーションが既に「素敵んぐな日常」と呼びたくなるような、ゆるゆるまったり感に満ちていました。

　家とは別の場所で小説の構想を練る。これはものすごく贅沢な時間だと思います。その上で娘が「かぎしっぽ」と名付けた猫を見つけ、それを二人で探し回る。

　ゆったりとした時間の中でのプチ冒険。ただの公園ではなく古刹の隣にあり、社があるというのも雰囲気いっぱい。日常なんだけど非日常。

　間違いなく、何年経っても大事にしたい、素敵な…続きを読む

かぎしっぽは無関心？　人懐っこくて気まぐれな性格？

見た目や態度だけでなく、その裏にある本当の性格や気持ちを見逃さないように――

猫のー……こう言う部分が、
猫派、犬派を大きく分けるのでしょうな。

私は、鍵しっぽ君の、こう言うところがいかにも「猫然」としていて、
たまらんのです。


だから、猫が好き。

こういう日常を読みやすく書いてあるエッセイは、良いエッセイだと思う。

作者様に、「もっと書いて！」と
これからも日常系エッセイを書いて欲しいと
ワガママを言いたくなる読後感。