岡山県へやってきました!
チャーコ
第1話 晴れの国に来たよ!
もともと東京で生まれ育った私は、結婚するために岡山県にお引っ越ししました。
岡山県での暮らしは七年目。気候は温暖ですし、食べ物は美味しく、周囲の方々も優しくて、とても楽しく過ごしています。
でも、やっぱり遠くに引っ越しますと、ときどき言葉がわからないことや、考え方も違うこともあります。そういうことを含めて驚きや発見がたくさんあって、身近な方と面白がることも多く、せっかくですので書いてみることにしました。
みなさんからも地域によって「ここが違うよ」とか「こういうことは知らなかった」ということがありましたら、ぜひ教えていただきたいです。
さて「晴れの国」というキャッチコピーがある岡山県。晴れた日が多いからそう名付けられたかと思いきや、調べてみると特に都道府県の中で一番晴れている日が多いわけではなさそうです。降水量1mm未満の日が日本一多いらしいですね。確かに住んでいると、そこまで土砂降りの日はあまりない印象です。かといって油断は禁物ですし、非常用の準備は怠っていません。
47都道府県のキャッチコピーやキャッチフレーズはいろいろあって、調べてみると結構奥深いです。お読みになっている方々の地域にはどんな別名がありますか? 由来をご存じでしたらコメントに書いていただけますと嬉しいです。
岡山県に来て、最初に戸惑ったことは言葉の違いでしょう。語尾に「じゃ」をつけるのはどういう法則でつけているのか、今でもまったく見当がつきません。
お仕事を始めて、敬語で話す分にはいいのですが、それでもわからない言葉に遭遇すると思わず聞き返してしまいます。
「そこの『さし』を取ってください」
「え?」
私は『さし』が何を意味するのか知りませんでした。恐らく、近くにある『ものさし』のことかなと想像はできたのですけれど。方言か方言でないかは意見が分かれるようですが、この『さし』=『ものさし』は、あまり東日本では馴染みがないように思えます。
また、バックヤードで頭痛薬を飲んでいたときに
「えらいですか?」
と聞かれて面食らったこともあります。頭痛で「えらい」とは……?
「あ、『しんどいですか?』ってことです」
そう重ねて言われたので納得したのですが、そういう何気ない言葉のやりとりで躓くこともしばしば。
ある日、夫が書いた文章でわからなかった言葉がありました。
『ぶりをつける』
夫は共通語だと思って使ったらしいですが、この岡山弁は本当に岡山の方にしか通用しません。職場の愛媛や広島出身の方もわからないのです。「勢いをつける」という意味があるそうですが、不意に使われると「え?」となってしまいますね。
遠方のため、関東の友人を岡山に招くことはなかなかできません。
遊びに来てくれたら言葉の違いも楽しみたいですし、岡山ならではの、さわらのお刺身やきびだんごを味わってほしいですね。
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