「部屋 KAC20244」を含む小説

　ある日の朝、高校三年生の白山和希が目を覚ますと、押し入れの中にダンジョンができていた。 　ニュースを確認すると、どうやらこの異常現象は和希の部屋だけでなく世界各地で発生している…

酒と睡眠薬を大量摂取し、自室で死に至った大学生。 事故か自殺を疑われる中、一人の刑事が他殺を疑い、探偵に調査を依頼した。 隅から隅まで部屋中を観察し、やがて探偵は告げる。 「分か…

肉が食べられない。 一人の部屋で静かに生きる。 まるで死んでいるみたいに。 ５分で読めるショートショート。 隙間時間にどうぞ。 KAC第４回「ささくれ」参加作品です！

　戸塚剣は大学に入って彼女が出来た。 　初めての彼女、村雲亜芽乃(むらくも あめの)ちゃんは独り暮らしということで、大学が終わるといつも亜芽乃ちゃんの部屋でいちゃいちゃしていた。…

王宮の一画に造られた専用の削蹄室には、王と削蹄師のみが立ち入ることを許される。 ケンタウロスの王の削蹄の際には、王宮で働く衛兵や使用人たちは、部屋の近くに立ち入ることさえ禁じられ…

男爵から預かったモノクルを観察するピア。 １日働いて部屋に戻るところで、不審な男を目撃する。 KAC2024参加作品　第４回お題「ささくれ」 １～３回目の続きです。

ぼくの部屋はヘンだ。だって、ぼくの気持ちに合わせて、表情が変わるのだから――

　彼の部屋で見覚えのないネックレスを見つけた。 　彼の浮気にわたしが行った制裁は……。 　「神の御手か悪魔の手先か」なんて言われるわたしの薬品調合技術を甘くみないでね。

コンクリートの部屋で拷問を受けている男はいつまでも口をわらない。しびれを切らした秘密警察のリーダーは、ついに秘密兵器を使うのだった。

私は仕事からの帰り道、ささがきアスファルトを見つけた。 蹴つまずいてもアレだから、靴の踵の硬い部分で踏み固めて直しておいた。 その夜のこと。 誰かが私の部屋にやってきた。

脳波から直接文章を書き起こす技術の実証実験に参加した男の話。

詩葉（ことは）は、女子寮で同じ部屋になった玲奈ちゃんに恋心を抱いていた。 玲奈ちゃんの指のささくれを手当しているうちに彼女のことが好きなんだと改めて実感する――。 KAC…

ボクはポチ。ご主人様とふたり暮らし。 最近ご主人様が家に帰ってこないことが多いんだ。 どうしちゃったのかな？　ボクがキライになっちゃったのかな？ 今夜も暗い部屋の中でボクひとり。…

休日の恋人同士 狭い部屋の中での幸福 世界は優しい音に満ちていて 誰もが満ち足りているような、物語 KAC第４回「ささくれ」参加作品 ５分で読めるショートショート 隙間時間に…

……推考?　してないよ?　──ライブ感が大事だろうと開き直って綴る、 KAC皆勤賞狙いのフリーダム・アリバイ工作。

姫様に呼ばれ、姫様の部屋へやって来た爺やは姫様から人差し指のささくれを引っ張らせてくれと頼まれる。いつもなんでもいう事を聞いてきた爺やだが、これには「たとえ姫様とて！」と断る。