「遺品」を含む小説

別状、あり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　尾花松五作 二〇一五年七月十五日。東京―鳥取間を走るワイナリー・ツアーバスが山梨県勝沼付近の中央高速道路から防音壁を突き破って転…

12年前のバレンタインに突如姿を表した未確認生命体『エクスタシー』の被害を受けた人の遺品を回収する為に生まれた『危険地域調査委員会』。今日もまた、彼女たちは危険地域に足を踏み入れ…

内気で夢見がちな女が、一体の人形を通して、人生の階段を登っていくストーリー。 猫人形ノアは小さな頃、近所に住んでいて、大好きだったおばあちゃんから遺品として貰った。猫に惚れ込んで…

祖父が死んだ。 享年百五。大往生だった。 亡くなったのは、とても暑い……本当に暑い八月十五日。 慌ただしく葬式終えた後、『俺』は母に頼まれ遺品整理を手伝うことになった。 と、いっ…

　――ちょっと不思議な力を持った、お祖母ちゃんが亡くなった。 　誰も居ない所で一人話していたり、未来を当ててしまったり。 　そんなだったからずっと疎遠だったんだけど、遺品整理を…

チケットに書かれた記号のヒミツ。

祖母の遺品整理をしていた主人公は祖母の手紙を発見し……。

前作「冥土の恋人」の番外編です。 episode１ 思い出探し・大掃除 大晦日。大掃除の最中に母の遺品のDVDを見つけた優寧《ゆね》。それを見た父の一言で、優寧は母の葬儀の日に…

第一話　 女子高生の島本香は両親の不和に悩んでいた。そして彼氏と原因も分からないまま疎遠になる。耐えきれなくなった香は離れて暮らす弟を家族の思い出が残る桜咲く公園に呼び出すが、現…

　鹿児島県の女子高生・山科愛は、曾祖父・重太郎の遺品の中から一枚の風景画を見つけた。 　残雪を抱く高嶺を見晴るかす北国らしき山里の風景。その絵に魅かれた愛は、絵が描かれた場所を知…

　人が好奇心を持って、一度は失って、取り戻すために一歩踏み出すという流れを描くのが狙いです。主人公は、妹の遺品整理をきっかけに、過去のある出来事について、回想をはじめます。 （…

この物語は魔法と精霊と武器と芸術と獣人とモンスターの住む世界。通称【マギ・ワールド】。 多種多様な人々と獣人にモンスターがあらゆる世界で暮らし、長い歴史の中で民族での差別、…

味覚のないため、両親から嫌われ、妻に浮気された男・政は祖父が亡くなり、その遺品を整理するために愛媛県へとやってきた。 【お前がいいとさ】と残された手紙 たどり着いた家にいたのは一…

「お前ってさ、たまに海のほうを見てるよな」 友人からそう言われた建人（けんと）。 海が気になるのは、きっとあのひとのせいだ。彼女はまるで、白い桔梗の花のようなひとだった。 十七歳…

電力会社の社員が浴槽で心不全を起こし死んだ。それ自体は至って普通の死因に見え、実際、出動した特殊清掃員もそう考えていた。非合法活動に使用される薬品を遺品から見つけるまでは。 ただ…

ある日、僕は無能扱いされて勇者パーティーから追放された。その後、僕は追放された悔しさを紛らわすために、研究に明け暮れた。そんなとき、『魔王と勇者パーティーが相打ちになった』という…

　女探偵・アレクサンドロスの元を訪ねた、若い女性・ウェリアの依頼は、「母の遺品から見つかった、指輪の贈り主を探してほしい」というものだった。 　指輪の内側に刻まれた「Iより」とい…

イラストレーターの琴（こと）は、父の三回忌を機に、飛び出した家へとフィアンセを連れて舞い戻る事になる。父の遺品整理を母に任されるが、ピアノと家を捨て絵の道を選んだ負い目がある琴。…

「『魔導書』に転生した俺と、君との日々。」外伝。 従弟の透の遺品を整理していた夏樹が見つけたのは、一見したところ何の変哲もないノート。 ※小説家になろう、pixiv掲載済。

異端の研究に手を出し学府を追われ、今はのんびり迷宮探索者をやっているエルフのジャンと、彼が雇った遺品漁りのマルーイが、迷宮に潜って調査をしたりするだけの、ささやかなお話