概要
「母の秘密を知る覚悟はありますか?」
女探偵・アレクサンドロスの元を訪ねた、若い女性・ウェリアの依頼は、「母の遺品から見つかった、指輪の贈り主を探してほしい」というものだった。
指輪の内側に刻まれた「Iより」という言葉と、作られた年代を手掛かりに、アレクサンドロスはウェリアの母・モニアの故郷である小さな村へ。
私自身が主催している自主企画「同題異話・六月号 見知らぬ指輪」用の作品です。
よろしくお願いします。
指輪の内側に刻まれた「Iより」という言葉と、作られた年代を手掛かりに、アレクサンドロスはウェリアの母・モニアの故郷である小さな村へ。
私自身が主催している自主企画「同題異話・六月号 見知らぬ指輪」用の作品です。
よろしくお願いします。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!待ちに待たされた最後の一捻り
依頼人と探偵が出会うところから本作は始まる。
依頼人が持参したのは、母の遺品である高価な指輪だった。その指輪に刻まれている「Iから」という文言が、本作の謎である。つまり、夫のファーストネームの頭文字は、Iではなかったのだ。そしてその送り主を捜し出すことこそ、探偵に持ち込まれた依頼だった。亡き母の秘密を暴き、それを依頼人に伝えるべく、探偵は捜査に乗り出す。
そんな滑り出しから、私は勝手に推理パートがあるものだと期待して読み進めていた。しかは意外にも本作には推理らしい推理はなかった。
探偵役が指輪の出どころや母の出身地のことを調べ上げ、送り主はあっけないほどにすぐに割れてしまった。
まあ、短篇と…続きを読む