「謎とき」を含む小説

雑居ビルの古びた階段は、 べっちにとって“謎とき場”みたいなものだ。 店長が営むブルセラ店はちょっと怪しいが、 中にいるのはただの世話焼きの元教師。 制服や古着を持ってくる人…

山奥に一人で住んでいた伯母が死んだ。 警察によって熊による被害だと判明した。 「熊による人への被害を調査している」 　そう言って面会を求めてきた男は、開口一番こう言った。 「…

【改稿版】 人並みはずれた味覚嗅覚、茶の知識を持つ白桂花は、茶商の父親が営む茶舗で客に茶葉を売るのが生きがいだった。 ある日突然、父親が茶の密輸の疑いで囚われる。白茶舗は閉鎖…

　皆さんこんばんは「キメラフレイムの謎とき動画」を毎度ご愛顧いただいてありがとうございます。 　実はこの前の配信で、視聴者の皆様から怖い話を募って紹介した事があるのです。ただ………

｢光華諸学院に転校しろ。｣ 立場的には、ぼくの義父なのだろうが無茶を言ってくれる。光華？ 諸学院とはなんぞ？ ｢大丈夫だ！ 行けばすべてわかるようになっている。かわいい女の子…

主人公、朧川六文は死神に魂を預けた刑事。未解決の殺人現場に直接出勤し、死者の声を聞いて捜査をする。仮の魂が入った身体は不死身だが、ポンコツ刑事ゆえに弱点を突かれてピンチになること…

　最強の冒険者としてダンジョン配信で頂点に立っていた高校生の大野夏樹（おおのなつき）はとある暴露系配信者とリーク者の女によって汚名を着せられてしまう。その結果、配信サイトを永久…

京都で新人医師として働く幸成は、不可解な症状の患者に出会う。なんと彼は「呪われて」いるらしい。 弱り切った幸成に、ある患者が言った。「八瀬の山奥に、魔女がいはるんよ」。 幸成は藁…

普通ではない事件ばかりを扱う探偵事務所、絶滅探偵社。二十三歳の私、汐田絵里は五人の調査員を抱えるこの会社の二代目所長だ。 ある日、事務所のオーナーが厄介な案件を持っておんぼろ探偵…

kinomi様の自主企画　同題異話　７月号 『逆光の樹影、ガラスのリノウ』参加作 旅を続けるチヒロとシンディの二人。 シンディに誘われてチヒロは聖なる霊樹を訪れます。 そこで披…

朝読用ではないかな…。でも書きました。 ミステリーと誰にも言えない恋、どちらだろうな…。 とりあえずミステリーにしました。 「理沙、ミステリーって好き…？」 「ミステリーは面白…

コールドケースの再捜査を受け持つ刑事、朧川六文は死者の声を聞くという特殊能力を持っている。一度死んだ男は冥界の力で甦り、凸凹な部下たちと死神の力を借りて難事件に挑む。

ある日、僕はダイエットの為、通勤電車を使わず一駅分歩いていると、「ウミガメのスープあります」という珍しい看板を目にし、そのスープ専門店に入ると……。

味にうるさい神のような美少女が、九時五時で働きながらひとびとの暮らしをみつめるお話です。

文化祭1日目。実行委員になった俺は校内を見回りしていた。 ひょんな事から謎とき倶楽部の出し物に参加する羽目に。 提出されたお題『フクロウを探せ』俺はこの問題を解き明かすべく考…

　天ツ神は言った。葦原だらけの葦原ノ中ツ国は、天ツ神が治めれば、永遠に稲穂が実る国（豊葦原千五百秋瑞穂國）となる。ゆえに天ツ神が治めるべき、と。 　神代の古の戦。高天原より日向国…

僕、秋津俊介は駆けだしの童話作家だ。ふとしたきっかけからミドリという名の少女と出会い、彼女が引きよせる事件に巻き込まれてゆく。 小学四年生でありながら頭脳明晰、冷静なミドリはいつ…

第4回角川文庫キャラクター小説大賞、締め切り迫る（2018年5月8日）！ 栄えある歴代受賞作の第一話試し読みを特別公開します。 こちらをご覧になれば、傾向と対策が見えてくるかも…

私のもとに大手出版社の三代目おんな社長から、怪しげな原稿依頼があった。社長じきじきに私に会って説明したいというので、ホテルの地階にある中華料理店に出向いた。彼女は、急用のためふた…