「説話 短編」を含む小説

寝しなに届ける寓話集。 どこからでも気になった話を摘んでみて下さい。 不定期更新

秘密で不思議な共同生活を始めた、 お寺育ちの深山くんと、保健室のひばり先生 今日は、福利厚生の一環で、桜を見るためにふるさとの村を訪れていました。 学校の地元にある桜の名所だと…

人生に行き詰まった男が、故郷で死と向き合う話。 三題噺。 「一夜だけ流れる川」 「夕暮れに魂を捕らわれる」 「田舎天狗」

古代中国、春秋時代の魯国に麒麟を獲たという者が現れた。その者は君主哀公たちに麒麟の毛から紡いだ糸を献上して、こう言う。「真の君主、真の忠臣のみがこの糸を視ることができます。どうか…

平安中期、貴族の一の姫は、継母に「くど」と呼ばれこき使われる毎日を送っていた。名の由来は、人の嫌がる竈（かまど・くど）仕事をするから。 そんなある日のこと、彼女は神社に詣でたいと…

KAC2023応募作。「ぬい包み」表記からショートホラー？です。学校の階段にありそうな説話に、切なさ混ぜてみました。

こちらでは、＜短編集＞として、主に・童話、・説話、・短編創作を掲載させて頂きます。 よろしくお願いいたします。

アラビアンナイトで知られているイスラム世界における説話集はご存じでしょうか。 原題：Alf layla wa layla （アルフ・ライラ・ワ・ライラ　和名：千夜一夜物語　別名…

　題名は「エル・エルマーノ・マルティアレス」と読みます（スペイン語で「武道の兄弟」の意。※一般的には「Artes Marciales　アルテス・マルティアレス」で「武道」ですが語…

自信をもって賢く生きる。そんな賢者になるための智慧が詰まった短編集です。

冬の雪降る中を急ぐ武士。 しかしその胸中は不満にまみれていた。 だが一晩泊まった、とある古ぼけた屋敷での出来事が武士の運命を変えることになる。 神楽様（@desk_0522）…

正和3年(1314)晩春の頃。遠江国池田宿に立寄った“人狗”紀政綱（きの-まさつな）は、旧知の歩き巫女・麻乃に再会する。宿に住む武士から女の幽霊に関して相談を受けた政綱は、麻乃を…

　鎌倉時代末、正和2年(1313)9月。京都東郊の加茂河原で観月を楽しんだ京極為兼と従者達は、帰途を黒雲に変化する怪物に襲撃される。絶対絶命の危機を救ったのは、“人狗”紀政綱（き…

キリスト教。それは世界でもっとも信者の多い宗教。その教典である旧約聖書と新約聖書の中で語られる説話や言葉を題材にした短編集。 第1話『貝殻の騎士』 　砂漠の国、磨かれた貝殻の如…

室町時代がら江戸初期にかけて作られた短編小説「御伽草子」の中に、「物くさ太郎」という物語があります。それを現代向けにアレンジしました。元々は民間説話で、似通った話が色々ありますが…

ファンタジー短編。 どこかの異世界の田舎の村で信仰される、幼い女神リトゥリー様について、子供たち向けにわかりやすく語られる宗教説話。……の陰で、実際に神界では、えげつないあれやこ…

掌編・短編程度の純文学やホラーやSFなど。 以前に書いた、【汪溢する言葉】という掌編・短編をまとめた作品の続編であり派生であればと思っています。 気が向いた折に更新します。 …

「お兄ちゃんにまとわりつく悪い虫は、私がぜんぶ始末してあげるね！」 そう言った義妹の声は震えていた。 夜の路地裏には、俺と義妹の他に人影はなかった。 頭上には月明かり。義妹は華奢…

　『古本説話集』に語られる「真福田丸（まふくたまろ）」の純愛物語をご存知でしょうか。 　姫君に誘惑されるまま、身分違いの恋を一途に貫いて立身出世を遂げる天然シンデレラ少年。 　こ…

日本全国、津々浦々は、必ず誰かにとっての近所。そんな「お隣」にある伝説に取材した作者が、名著「遠野物語」に敬意を表し、お贈りする短編集。もしかしたら、あなたが出会っていたかもしれ…